ふぁぁぁぁ、ねみっ……。
時刻は早朝6:00、これから人生で初めて朝7:00〜映画を観に行ってくる。
しかも初日に。
初日に観に行ったんだが、後半の鬼越トマホーク風アイディアを思いついてしまって、翌日アップになってしまった。
そうまでして俺の心を動かしたのは公開されるのをずっと
ずっと
ず〜〜〜〜っと楽しみ
・
・
・
・
・
・
にしていなかった「鬼滅の刃|無限列車編」だ。
我ながら狂ってるな〜なんて自己陶酔しながらも、ノッキングマスター二狼に教わった無心ノッキングを朝イチで打ち込み、重い身体をなんとか映画館まで運ばせた。
内容は原作読んだし、ufoのCG技術や声優さんにも全く興味はない。
あくまで目的は、450万名限定の特典「煉獄零巻」とレビューのため原作との違いを確認したかっただけだ。
それに先週アニメ総集編を放送してから、当サイトの鬼滅関連の記事だけで、毎日3,000人以上が訪問している。
もちろん批評を理解できない連中からは「逆張りだの、老害だの、嫉妬だの」という書き込みもある。
ただ市場を読めない奴が主観であれこれ言ったところで、現実に「モヤついている層」がこれだけいるのはご理解いただきたい。
そしてこの場を借りて、1つだけ言っておく。
30過ぎたおっさんが、嫉妬、憂さ晴らし、承認欲求なんかのために数万文字も記事を書くわけないだろう。
悪いが、そんなに暇ではない。
感情的につっかかってくる前に、なぜ俺が興味のない鬼滅の単行本をわざわざ買い、映画館までわざわざ足を運んでいるのか?その裏の意図まで読めないようでは話にならん。
ということで映画の感想はほどほどに、零巻についても語ろうと思う。
目次
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映画を観るだけなら田舎は焦らなくてOK!!初日の朝イチはガラガラ
俺の住んでるところは田舎なので、特に予約もせず初日に観れたし、席も半分以上空いていた。
ただ特典が欲しい人は、早めに行った方がいいだろう。
といってもさっそく転売屋が売り出しているようだが。
入場者の割合は、女性:8割|男性:2割といったところだった。
また当日はもちろん、数日分の予約状況を確認したところ、後方の席は結構取られているが、前面や端っこの席は比較的空いている。
おそらく土日は、親子で溢れるだろうから静かに観たい人は平日の昼間がオススメだ。
物語がスタートするのは上映開始から15分後・本編上映時間は1時間45分くらい
例えば、7:00から上映開始であれば7:15分までに行けば間に合う。
そこから約1時間45分でエンドロールだ。
ラスト10分で館内からすすり泣きが聞こえてくる
原作を読んでいる方ならご存知の通り、俺は俺の責務を全うする!!あたりから感動シーンへ突入。
この辺りから静寂な館内にすすり泣きが聞こえてくる。
感動系?は普段見ないし、映画館にいくこと自体久々だったので、なんとも不思議な空間体験だった。
つまり、これから観に行く人はこの辺は割り切るしかない。
エンドロール後の演出は特になし
特に何もなかったので、即帰りOKだ。
原作と劇場版の違いは?
記憶にある限りだと、過去に死んだ鬼殺隊士の墓でお館様が一人一人名前を呼びながら歩いてるシーンと無限列車に乗り込む演出くらいかなぁ。
あとは、戦闘シーンの追加描写や順番が前後してる程度。
以前も書いたが、原作の戦闘シーンは何やってるかわからんから、その辺りはアニメ版と同じくわかりやすくなっていた。
それ以外はビックリするくらい原作を如実に再現している。
ストーリーはもちろんだが、例えば泣きっ面の時の不自然な涙のデカさまで寄せているので、原作を読んでいる身からすると、もう少し修正してくれたらなぁと思った。
ちなみに、原作は7巻の29ページ〜8巻の109ページまでの内容。
- 作者:吾峠呼世晴
- 出版社:集英社
- 掲載誌:週刊少年ジャンプ
- 発売日:2017-08-03
- 完結:23巻
- →カスタマーレビューをみる
無限列車編を6行で解説
- 「炭治郎・禰豆子・善逸・伊之助・煉獄」5名で「無限」と名付けられた列車の調査に向かう。
- 無限列車には下弦の壱「魘夢」という鬼が潜んでおり戦闘開始。
- 一度は奴の術中にハマり、全員ピンチを迎える。
- 精神力でなんとか乗り切り、第二戦開始
- 上弦の参「猗窩座」も現れ「煉獄」と戦闘開始
- 「炭・善・伊」は己の無力感に苛まれる。
魘夢戦は煉獄の夢以外は退屈地獄
たったこれだけのことを1時間45分に引き延ばすわけだから、前半は寝落ちしそうなくらい退屈で、意識を保つのに必死だった。
実際盛り上がるのは最後の最後「煉獄VS猗窩座」戦のみ。
奇しくも、上映内容が夢の話であり、危うく俺も術に落ちるところだった…。
唯一煉獄の夢だけは、彼の過去編であり、現在の生き様に大きく影響してくるので、見ておくべきだがあとは大した内容ではない。
煉獄は上官の鏡であり、その生き様には目頭が熱くなる
以前書いた「批評記事」のコメント欄で割と多かったのが「煉獄」と「炭治郎」たちの絡みがなさ過ぎて、なにも感情移入できなかったというもの。
確かに、日常をほとんど描かない「鬼滅の刃」は人物への感情移入が難しい作品だ。
それゆえ、師弟関係の観点で見ると「炭治郎」たちの涙に共感できなかったのだろう。
その意見にはまったく同意だが、実は俺自身「煉獄」の生き様は割とツボで、彼個人に対しては目頭が熱くなった。
煉獄の生き様が魅力的な理由
- 下の者の面倒を見てやるとハッキリ宣言している
- 子供ながらに親に認められずとも己の情熱のみで邁進してきたこと
- 親以上に弟を気にかけていること
- 眠りから覚めて一瞬で状況把握と部下への指示
- 深傷をおった部下に適切な技術と言葉を伝える
- 戦闘中でも常に周りへの警戒は怠らない
- 格上相手に怯まず最後まで仲間を守り切った
原作ではこの後にも、柱との選抜任務はいくつかあるが、結局「煉獄」より上官に適したキャラは出てこない。
そもそも俺は自分と正反対のキャラに惹かれる傾向がある。
管理人の生き様
- 部下とか持ちたくないからフリーで在宅勤務をしている
- 同じく公務員の両親に認められたことはないが結果捻くれて真逆の道を選択している
- 弟をそこまで気にかけていない
- 眠りから覚めたらしばらくボーッとしている
- 部下が深傷を負っていたらテンパる
- ADHDなので何かに集中してる時は他のことは頭の中から消えている
- 格上とはいかに直接戦わないかが大事だと思っている
この通り、真逆も真逆な人生を歩んでいるからこそ、フィクションの世界では「煉獄」のような熱いキャラに惹かれるのだ。
また彼のように、一見アホそうに見えて判断力は抜群だったり、深い知識を持っていたり、表面には見せないが色々抱えているキャラは、俺がガキの頃に憧れた理想像に近いということもある。
おそらく今も深層心理のどこかにその名残が残っているのだろう。
本当はもっと男臭い方が好みだが、鬼滅の中では特に柱の中では、好きなキャラであり最後まで部下を気にかけているのは上官の鏡だ。
産屋敷の「頑張ったんだね」というセリフが死ぬほど嫌い
ここまでの流れから最後にお館様が煉獄に対して「頑張ったんだね、凄い子だ」っていう胸糞シーンがある。
ここは原作読んでてもイラッとしたんだが、アニメとして、声優さんを通して聞くとさらにイラっときた。
「頑張った」とか「凄い子」とかお前舐めてんの?としか思えないのである。
んな抽象的でボヤけた言葉で済ますんじゃねぇ。鎹鴉から又聞きしてるから、そんな言葉しか出てこねぇんだよ。
別に達観したキャラポジに涙流せとは思わねぇけどさ
「そうか…あの杏寿朗が…」
「無言で力強く握り拳を作る」
「やはり鬼舞辻無惨を殺すしかないか…」
とか他にその場に適した言動ってものがあるだろ?
こんな時でも上から目線で、ガキ扱いかよっ。
まだ他の柱たちの反応のがリアリティあるわ。
胡蝶しのぶ:「そうですか煉獄さんが……」
宇髄天元:「上弦の鬼には煉獄でさえ負けるのか」
伊黒小芭内:「俺は信じない」
悲鳴嶼行冥:「南無阿弥陀仏…」
不死川実弥:「醜い鬼共は俺が殲滅する」
冨岡義勇:「そうか」
甘露寺蜜璃|時透無一郎:「無言」
もちろん「司令官」と「同期、先輩後輩」じゃ反応は違うだろうけど、俺だったらこんな上官の下では絶対に働きたくないな。
その後に「近いうちに…皆のいる黄泉の国へ行くだろうから」ってセリフも違和感しかない。
いやお前は「最終選別」で未来ある子供たちを大量に無駄死にさせている張本人だから、絶対に地獄行きだし、他の隊士と同じところに行けるわけねぇだろうがと思ってしまった。
入場者特典の零巻の内容
さてさて個人的には、この零巻を読むためだけに、わざわざ観にいったようなものだ。
40ページ小冊子内容
- 「煉獄の過去編」
- 「炭・禰・善・伊・煉・魘」のQ&A|寝起き良い悪いランキング
- アニメ第1話〜5話の解説
- 監督:外崎 春雄×キャラデザ:松島 晃インタビュー記事
- アニメ第6話〜26話の解説
- 「炭・禰・善・伊・煉・魘」インタビュー記事
- 監督・キャラデザからメッセージ
すべて読んだが、原作に深く関係する内容は何一つ書いてないので、読まなくても問題なし。
ただ演者たちのインタビュー内容が薄っぺらな嘘すぎて、やっぱ大人事情が絡むとこんなことしか言えないんだなぁと落胆した。
読者をあまり舐めるなよと。
インタビュー内容に鬼越トマホーク風ツッコミを入れてみた
あまりにも浮ついた感想だったので、一部を抜粋し、鬼越の喧嘩ネタ風にツッコミを入れてみる。
漫画「鬼滅の刃」をお読みになった時の感想をお聞かせください。
「原作第3巻、第4巻あたりからはキャラクターが、どんどん増えてきて、楽しい雰囲気も出てくるんですよね。
そうしたところも本作の魅力のひとつかと思います。
うるせぇなぁ、大体の漫画はキャラ増えるし、話進めば楽しくなるだろうが
ごめんなさいね、ホントは思っていないと思うんですけど、監督が小学生の読書感想文だとまずいんじゃないかしら、と思っただけだと思いますわ
僕も子どものころから『ジャンプ』作品を読んでいたのですが、この作品には最初にダークな印象があって、これまでの『ジャンプ』作品とは違うな、と感じていたんです。
うるせぇなぁ、ダークなジャンプ作品なんかたくさんあるだろうが、お前今まで何読んできたんだよ
ごめんなさいね、ホントは思っていないと思うんですけど、特に内容がないなら子どものころから『ジャンプ』作品を読んできたことをアピールする必要があったのかしら、と思っただけだと思いますわ
花江さんが演じている竈門炭治郎の魅力は何ですか?
演じる際は「鬼になってしまった妹の禰豆子を人間に戻す」
「家族のために鬼を討つ」という想いだけは、絶対にぶれないように心がけています。
うるせぇなぁ、キャラの魅力を聞いてるのに、何でお前の心がけを語ってるんだよ
ごめんなさいね、ホントは思っていないと思うんですけど、このままだと日本語が読めない声優さんって烙印を押されちゃうんじゃないかしら、と心配しているだけだと思いますわ
鬼頭さんが演じている竈門禰豆子の魅力をお聞かせください。
あらためて禰豆子も活躍する第19話は、映像や音楽、すべてのものが最高のクオリティでできていていたと思います。
うるせぇなぁ、劇場版のインタビューで、何でアニメ版をイチオシしてるんだよ
ごめんなさいね、ホントは思っていないと思うんですけど、アニメ版を最高のクオリティって言ってしまうと劇場版の制作スタッフに失礼だと思うので、少し回答がズレているんじゃないかしら、と思っているだけだと思いますわ
下野さんが演じられてきた我妻善逸というキャラクターに、どんな印象をお持ちですか?
善逸は『悲鳴』『大声』が持ち味のキャラクターだと思っていて、皆さんが楽しみにしているだろうと思うと、ひと叫び、ひと叫びに命をかけなきゃなって。
うるせぇなぁ、お前ただの仕事熱心だからツッコむところねぇんだよ
ごめんなさいね、ホントは思っていないと思うんですけど、一番トンチンカンなことを期待していたのに真面目すぎてツッコめないところに憤りを感じているだけだと思いますわ。
ここまで松岡さんが演じられてきた嘴平伊之助というキャラクターに、どんな印象をお持ちですか?
無限列車編に乗るときに「なんだあの生き物はー!!」と言ったのも、彼なりに何かを察知していたのかな?と思っています。
うるせぇなぁ、お前自分の役だからって、美化するんじゃねぇよ
ごめんなさいね、ホントは思っていないと思うんですけど、伊之助くんは確かに勘がいい子だけれど、そのシーンはそこまで深く考えてないんじゃないかしら、と思っているだけだと思いますわ。
日野さんが演じられる炎柱・煉獄杏寿郎・主人公炭治郎・妹の禰豆子・善逸・伊之助というキャラクターに、どんな印象をお持ちですか?
煉獄「熱さ」
炭治郎「優しさ」
禰豆子「忍耐」
善逸「変化」
伊之助「根性」
うるせぇなぁ、それっぽいけど微妙にズレたラインを攻めてくるんじゃねぇよ
ごめんなさいね、ホントは思っていないと思うんですけど
煉獄「信念」
炭治郎「偽善」
禰豆子「過保護」
善逸「変態」
伊之助「無謀」
の方が的を射てるんじゃないかしら、と思っているだけだと思いますわ
原作『鬼滅の刃』について、どんな印象をお持ちでしたか?
読者の感情を抉るような描写もあったり、起きている出来事を自分に置き換えて考えてしまったり、新しいタイプの『ジャンプ』作品だなという感覚がありました。
うるせぇなぁ、的外れな新しさを無理やり語るんじゃねぇよ
ごめんなさいね、ホントは思ってないと思うんですけど、おっしゃっているところは昔のジャンプにもありましたので、本当に新しいのは女性読者をターゲットに振り切った大胆な戦略じゃないかしら、と思っているだけだと思いますわ
コロナクラスターVS映画業界
これは作品内容じゃないけど、判断材料としては書いておくべきかなと。
俺はコロナ関係なく、もともと家が大好きで、自宅でいかに快適に過ごすかを考え、時間もお金も投資してきた人間だ。
なので、基本は映画館に行かない人間である。
しかしコロナ禍により、少し前まで全国の映画館は約2ヶ月休業し、新作映画の公開は延期されてしまった。
こうした状況から、現在の映画業界は過去に類を見ないほど閑古鳥状態で、少しでも多くの映画ファンを取り戻したいはずだ。
ところがここで問題になってくるのは、コロナクラスター問題。
厚生労働省が発表している発生条件は以下の3つが同時に重なる場合だ。
- 換気の悪い密閉空間
- 人が密集する場所
- 近距離の会話や発声が行われる
1番の換気は、よほど年季の入った映画館でなければ問題ないだろう。
そして3番も1人で行くか、離れて行動すれば良いだけだ。
しかし、2番だけは映画館の特性上避けようがない。
特に「鬼滅の刃」のような人気作品は、上映中よりも上映前の長蛇の列の方が問題視されてしまうはずだ。
ただ3つ同時に重なりはしないし、このまま映画館から客足が遠のけば、業界そのものの存続が厳しいのも事実。
そうなれば、映画業界に関わる方々が路頭に迷うことになりかねない。
普段から映画館に行かない俺個人としては、どうでもいい問題だが、映画ファンや映画館がなくなると困る方々には、この辺りも考慮した上で観に行くかどうかを判断してもらいたいと思う。
結論:原作読んでて零巻いらない人は観に行かなくてもOK
以上、劇場版「鬼滅の刃|無限列車編」のレビューをした。
原作を読んでいて、映像技術などにも興味がないのであれば、観に行く必要はない。
ただし、ufoのCG技術など内容以外に目的があるのであれば、観に行く価値はあるだろう。
また映画ファンや映画館がなくなると困る人たちは、観に行って業界を盛り上げた方が結果的に自分に返ってくるはずだ。
さてさて、残りは23巻のレビューだけなので、ようやく俺の鬼滅街道にもゴールが見えてきた。
それでは。
劇場版の原作は7巻の29ページ〜8巻の109ページまでの内容。
- 作者:吾峠呼世晴
- 出版社:集英社
- 掲載誌:週刊少年ジャンプ
- 発売日:2017-08-03
- 完結:23巻
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コメント一覧 (12件)
アニメでも、アニオリのシーンが入ってるとは言え同じことやってるみたいですね。
ほんとになんで映画でやったんでしょうね。そもそも単体で完結してないから映画じゃねぇ。
似たようなことやったドラゴンボール超は、まだ理解出来るんですよ。放送まで月日が経ってたし、全然映画と違う場面もあったし。こんな感じで各編ごとに映画やるんですかね?そしてアニメも。
ユニバでとうとう鬼滅のアトラクションをやるみたいです。ブームは終わったと言われてたのに、一体いつまで続くんでしょう。もういい加減にして欲しい。
以上、マルゲリータの愚痴でした。
どうもマルゲリータです。つい先日私もこの映画を録画で見ました。
というのも、「鬼滅の刃」の視聴率に貢献したくなかったし、早送りできないし、文句言ったら見てる家族にどやされるからという、しょうもない理由ですが。
とても400億も稼ぎ、何度も見たいと思う人が出てくる映画には思えませんでした。
理由としては、疑問だらけの物語と、感動出来ない煉獄の最後だと思います。
バトル漫画なのに、肝心のバトルの設定が粗だらけで萎えました。いい夢を見せて閉じ込めるという無限月読に似た能力だと思えば、煉獄には大して楽しそうでもない過去を見せるし、炭次郎には脱出ヒントが出てくるしで、ちゃんと考えたのか?と疑問に思いました。
それ以上に意味不明なのは深層心理の世界で、煉獄だけ呼吸と世界がリンクしていたり、門番がいなかったり意味が分かりませんでした。
能力者も油断しないとほざきながら、油断ばっかするアホでも、「なんと卑劣な!!」と言わせるよな用意周到な鬼でもなく、最悪の事態も考えずに余裕ブッコいてる、ねっとり口調のきもい奴にしか見えなかった。それを狙っていたのなら、大成功ですが。
上弦の鬼もなんで来たのか分かんないし、初対面の煉獄に「鬼になれ!」って鬱陶しくて絶望感も何もなかったです。それに勧誘って瀕死の状態の時にする方が効果的じゃないですかそれなのに、最初から
「鬼になりなさーい」「なりませーん」×3
「なら殺しまーす」「でも、なりませーん」(ペリー来航ネタのリズムで)
こんなしょうもないやり取りされたら、どんだけいいバトルしてても萎えますよ。まぁそのバトルも大したことなかったんですがね。(解説シーンまであるし)
煉獄が力を欲している人物だったり、元仲間って設定を加えて、「やっぱり鬼と戦うのは無駄なんじゃないか?それなら鬼になった方が」と気持ちがぐらついたりするのなら、勧誘が成功するんじゃないか?とハラハラさせる展開に出来たんですけどね。
煉獄の遺言は、ペラペラしゃべるんじゃなくて吐血したり、ハァハァいったり必死さが欲しかったし、その前に炭次郎が周知の事実を語って敵をおちょくるわ、何か大きなことでもしてるわけでもないのに、今更金髪が現れるわ、「なんやねんこいつら・・・」って思わせるし、煉獄の死体を放置して「修行しよ!!」って猪頭が言い出して、死の余韻を台無しにするわで、マジで煉獄が可哀想に思いました。
何より、なんでここだけ映画化したのかが不思議で、映画だけ見ても満足できるように出来てないし、「続きや詳細が気になるなら、コミックスやDVDを買ってね♥」という新手の卑劣な商売のように思えました。
煉獄自体はいい人だったんですけど、設定は練ってないわ、音楽はやかましいわ、心の声もうるさいわ、いちいち寒いギャグ突っ込むわで、台無しです。これに味を占めて柱が死ぬ度に、または最終決戦を映画化しないことを願います。
最後にこの映画のすべてが最高と絶賛している人たちに、心を燃やす(アンチを迫害する)前に頭を冷やせ(ちゃんと考えて見ろ)と言ってやりたいです。長文失礼しました。
マルゲリータ様
いつもコメントありがとうございます。
確かに、400億稼ぐ映画とは思えませんよね。
私はブロガーなので、なんにもない無にも光を射そうとバランスを取りますが、そういった事を抜きにしたら観にも行きませんし「うーん、つまんない」で終わりっす。
予想ですが、次は「胡蝶VS童磨」あたりを主軸に映画化しそうだなと思ってます。
流れ的には、猗窩座VS炭治郎、冨岡ペアにして、煉獄の仇とったぜ〜って方が綺麗だと思うんですけど、個人的にここを主軸に置くと華がなさすぎるかなと思いまして。
なんにせよ、無限列車でこれだけ儲かったんで、大人の事情で間違いなく映画第二弾はやるでしょうね。
ちなみに、もう二度と観に行きません。笑
ありがとうございます笑
笑いながら見させていただきました!
私も、アニメを見ていた頃、とにかく産屋敷の人が嫌いで嫌いでしょうがなくて、「5人も残ったんだね。優秀だね」とかから、ん?この人やばいこと言ってるな?って思ったのに、何故か善人扱いされてて、この作品は合わないな…と思った次第です。
最終選別もそうですよね!人の命を尊ぶ集団が、何故か子供に命をかけさせるって…もう、自分たちが捨て駒だってことを予め認識させるようなものでした。
普通は、木の上に新人隊士を置かせて、見守らせた方が、入隊直後に現場に向かうよりも遥かに効率的だし、訓練にもなると思うのに、多分原作者の方は、一般人の命に重きを置きたがる方なんだと、ここでも価値観が合わなかったのを覚えています。結果蜘蛛?の山で隊士を無駄にしてるだけなのも、腹が立ってきました。あまりにも感情面の繋がりだけを意識しすぎて、論理的な考えがまるでない。そんな印象です。もしかしたらそういう洗脳?された集団を描くのが作者の狙いだったのか?と思うぐらい。なんか、来世で会おう。とか、戦争みたいでキツくなってきました。そういう古風なものがお好きの方なのでしょうが…
映画の感想記事なのに関係ないことばかり、ごめんなさい。
喧嘩風漫才面白いけどいくらネタでも言い過ぎな所もあると思います
再度失礼します。以下に私個人の意見になりますが映画が微妙に感じた点を書いておきます。
・列車内の戦闘シーンの少なさであまりにも長く退屈に感じた。(列車内で活躍してる禰豆子善逸煉獄の技出すシーンをもっと入れないからやたら長いだけに感じた)
・ほぼ炭治郎と伊之助のシーン(これは見てる側が退屈に感じるのは当たり前)
・善逸の出番が少なすぎる。(映画なのだからもう少し入れたらもっと見応えが増し良かったと思う)
・煉獄さんがあんな状態でも流暢に喋りすぎているから感動を削がれた。そもそも腹に穴開けらてるのにおかしい
(もっと苦しそうに頑張って語りかけてたら感動的なはず)
・炭治郎の夢の中の回想シーンでもっと心の声を入れるべき(ハッとかエッとかグズッとか父…さん?!とか)
・結構感動シーンと思うところをカットされていた部分がある。(炭治郎の優しさの化身を連れ帰ったところとか)
・あとあのシーンでの少年の感動の凄さが全く伝わってこない。ただ青空見てるだけ。小人化身の意味も伝わらない(ここで少年と観客がうるむくらいのエフェクトを仕掛けるべき)
・煉獄さんと猗窩座の戦闘シーンの迫力の度合い(もっと間合いに入れないくらいヤバいということが分かる迫力にしなきゃダメ)
・煉獄弟の声が低すぎて合ってない。(才がなくただ優しいだけの男の子のはずが声が超大人すぎて可哀想な感じではなくなった)
・煉獄母の立派にできましたよの言い方変。(もっとゆっくり丁寧な感じで喋るべき)
・BGMうるさすぎてセリフ聞き取りづらい。
・カナヲの無表情アップシーンでシラケる。なぜこれが追加されているのか意味不明。
長くなりすみません。マニオさんに是非感想か考察していただけたらとても嬉しいです(><)
えぬ様
コメントありがとうございます。
ハハハ笑。ご指名されたのであれば「お客様がお望みならいつでも返信いたします。ブログアフィリエイトライティングサービス、マンニメ・マニオです」
いや私より、鬼滅をよく考察されていると思いますよ。
ゆうても、自分はアニメは心を無にして、無理やり観ただけですし、漫画は鼻くそほじりながら流し読みですし、劇場版は眠い目をこすりながら、なんとか気合いで観たレベルで、マジで鬼滅に1ミリも興味ないんですよね。笑
最初に書いた批評が、想定外にヒットしてしまって「続きの感想書いてほしい、今後も楽しみにしてる〜」などお声をいただくので、じゃあ最後まで書くかなというだけで。
もちろんアクセスがあるうちは金になるからっていう大人の事情もありますけどね。笑
なんで副業とはいえ一応プロとして「俺は俺の責務を全うする」といったところです。
ということで、えぬ様が感じた箇所に一問一答方式で返信します。
>・列車内の戦闘シーンの少なさであまりにも長く退屈に感じた。(列車内で活躍してる禰豆子善逸煉獄の技出すシーンをもっと入れないからやたら長いだけに感じた)
アニメーションは現在の技術を駆使しているので、キレイだな〜とは思いますが、そもそも味方側が「ただの人間・剣術アクション」の時点で、戦闘スケールは大したことないんですよね。
ってなると鬼側の技で見せるしかないわけですが、味方をただの人間設定にしているので、あまり派手な技にすると即死しちゃって物語が成立しない。
そこにきて、ストーリーは凡庸、さらに列車という閉鎖空間なので、描写の量ではなく、無限列車編はそもそも戦闘シーンを生かせない設定だと思います。
>・ほぼ炭治郎と伊之助のシーン(これは見てる側が退屈に感じるのは当たり前)
なので、ここも仮に他のキャラを多く登場させても、外的環境による最大規模がショボイんで、あれくらいしかできないかなぁと思います。
>・善逸の出番が少なすぎる。(映画なのだからもう少し入れたらもっと見応えが増し良かったと思う)
ここも同じく、列車という環境をチョイスした時点で、善逸の技との相性が悪いので、出しようがなかったのかなぁと。
>・煉獄さんがあんな状態でも流暢に喋りすぎているから感動を削がれた。そもそも腹に穴開けらてるのにおかしい
(もっと苦しそうに頑張って語りかけてたら感動的なはず)
ここは男女感の差なのかなぁと思いました。(文体から女性だと予測しましたが違ったらすみません)
私は死際も強がって逝くキャラが好きなので、そこまで違和感はありませんでした。
キツくても、痛くても、吐きそうでも、悲しくても、ムカついても、それを部下には見せない姿に美徳を感じます。
リアリティがないと感じるかもしれませんが、現実世界の偉人たちにもこういう男たちが結構いたので、その異常な精神性に魅力を感じるんですよね。
例えば、太平洋戦争で不死身の分隊長と言われた「舩坂 弘」のエピソードなんかは、同じ人間とは思えないマジの化物です。笑
参考:【太平洋戦争】3日後に蘇生した不死身の日本兵 舩坂弘の最強伝説!!
なので、創作キャラであれば尚更、気張って、カッコつけて、想像を越えるイカれっぷりを見せてほしい所存です。
>・炭治郎の夢の中の回想シーンでもっと心の声を入れるべき(ハッとかエッとかグズッとか父…さん?!とか)
・結構感動シーンと思うところをカットされていた部分がある。(炭治郎の優しさの化身を連れ帰ったところとか)
申し訳ない。炭治郎の夢がどんなシーンだったかもう忘れました。また優しさの化身の話も、言われて思い出したレベルです。笑
テレビ放送したときにでも、確認してみます。
>・あとあのシーンでの少年の感動の凄さが全く伝わってこない。ただ青空見てるだけ。小人化身の意味も伝わらない(ここで少年と観客がうるむくらいのエフェクトを仕掛けるべき)
あぁ確かに。笑
あの小人たちは謎でしたね。
言われてみて思い出しました。
>・煉獄さんと猗窩座の戦闘シーンの迫力の度合い(もっと間合いに入れないくらいヤバいということが分かる迫力にしなきゃダメ)
そこは許容範囲かなと思いました。
炭治郎は重症でしたし、伊之助がビビってるシーンは描かれていたので、伝わってるかなと。
・煉獄弟の声が低すぎて合ってない。(才がなくただ優しいだけの男の子のはずが声が超大人すぎて可哀想な感じではなくなった)
いや〜覚えてないなぁ。これもテレビ放送時の確認事項。
・煉獄母の立派にできましたよの言い方変。(もっとゆっくり丁寧な感じで喋るべき)
最後のところかぁ。個人的には思いの外、母上が美人だったからOK。笑
・BGMうるさすぎてセリフ聞き取りづらい。
そこまで感じなかったなぁ。
・カナヲの無表情アップシーンでシラケる。なぜこれが追加されているのか意味不明。
もはやどこだったか覚えてない。笑
こんな感じですかね。最後の方めっちゃ雑で申し訳ない。笑
最初に言いましたけど、私よりよく観てますよ。
今このサイトから「マンガとアニメ」だけに特化したサイトに分離させようと思って、ちょこちょこ移行させています。
新サイトが完成したらTwitterアカウントも作るので、また気軽に絡んでくださいな。
わ〜おマニオさんから返信いただいてテンション上がりました!
お忙しい中ありがとうございます!!!!
私は映画観る前日に該当の巻を熟読してから挑んだんですよね(笑)
なので細かなところまで比べられたのと、アニメ構成などは詳しくないので完全に主観で述べてしまいました^_^;
なので、なるほど〜マニオさんのような考察プロの方からの意見全て新鮮です!!!
とても勉強になりました!!!
そして私が女と分かってしまうところも流石ですm(__)m(ちなみにこんな文章能力のなさで申し訳ないのですが一応教師です…鬼滅好きの子供たちしかいないので批評は普段口に出せずマニオさんに聞いていただけて楽になりました笑)
男女感の差…そこには気付きませんでした!!そういう捉えかたもあるのですね!
そして戦闘スケールについても言われてみれば確かに…そもそも論でしたね(–;)
うーん、、もう一度観に行こうかなと真面目に思っているところです(笑)
マニオさんのファンなので新サイトやTwitter楽しみにしています(*´ω`*)
最後に一言…
今の子供たちは明らかに国語力読解力想像力が落ちています。教えていてかなり引くレベルです。1つ学年下のものを読ませても全然ダメです。
鬼滅の刃で少しは身についたならいいんですけどね…
ちょっとでも複雑な漫画だともうダメだと思います。
私もいろんな意味で頑張って指導していきますm(__)m
ともかく本当にありがとうございます!
これからも楽しみにしています!!!
昨日鬼滅の刃映画を観てきました。
周りがこんなに騒いでいる理由があまり分かりませんでした…
(というかそもそも鬼滅の刃という漫画自体がこんなに騒がれている意味がわかりませんが)
かく言う私も世間の流行りに乗っかりアニメを観始めた頃は、いいかも?みたいな感じで流されていましたが、ずっとモヤモヤしていたので、ある日心の中の声が私に「お前これ実は駄作と思ってるだろ?」と語りかけられ、それ以降もう流されるのはやめました。
アニメもそうですが、映画も列車内の戦闘シーンの少なさでやたら長く退屈に感じましたし、列車シーンは伊之助と炭治郎以外ほぼ出てこないしホントつまらなかったです。
猗窩座との戦闘シーンも、もっと間合いに入れないくらいすごいということがわかる迫力にすべきだったと思います。ちょっと拍子抜けしました。
あと少年が炭治郎の中の優しさの化身を掴んで持って帰ったシーンがカットされていたのもおかしいし(そこ結構いい話なのに)
個人的には千寿郎の声も低すぎて合ってませんでした。
煉獄母の「立派にできましたよ」の言い方も変だったし…
とまぁまだまだ言いたいことはありますが、、期待値高すぎたのか?残念な作品でした(TT)
マニオさんの言う通り、鬼滅の刃って漫画やアニメ初心者とか子供にウケる単調な作品ですよね。
複雑さや解説観て解読したくなるような難しさもないんですよね(ある意味解読したい不思議設定はありますけど)
それに比べ他のジャンプ作品や人気作品は全てにおいてクオリティ高く、ちゃんと考えたり感情移入できたり感受性豊かになったり、学べるものはたくさんありました。
今の子供たちは読解力も落ちているし、時代性なのかしっかり頭で考えるということをしなくなってるから、こういう作品しか流行らなくなっていくのかもしれないです。
なんか世の先が思いやられます真面目に。。
マニオさんの鬼滅の刃についての指摘の一つ一つ、本当に頷きながら読んでしまいました(笑)
本当に素晴らしいブログです。読んでいて本当に頭の良さもうかがえます!!
是非今後も続けていってほしいです!
喧嘩風ツッコミが「煉獄の過去編」よりも面白かったです。煉獄の過去編はジャンプ44号に載っていたので見て映画は観てませんが。本誌に載せるなんて他の特典付きとは違うとか言ってる連中にはドン引きしました。今までの特典も本誌に付いてたのガン無視ですからね。
キャラが増えていくとか言われても、むしろ鬼滅って同じ巻数の作品ではキャラ少ない方だよねとすら。
そんなわけで本当に思ってはいないんでしょうね。ただ語るべき魅力が思いつかなかっただけで。
声優さんの魅力を語ってでキャラの魅力以外を語ってるのが多い理由は
「最初は魅力感じてたけど、原作を読み進めたら魅力が勘違いだったと気付いたから何も答えられませんでした。だから適当な事答えました。」とかじゃないですかね。
先週と今週は別の作家さんが描いたスピンオフで煉獄の過去をやるという大プッシュ。ちなみに本家より遥かに良い内容でした。本家と違って煉獄の熱さが充分に出てた上に嫌いな柱も原作の途中までを崩さずに良くなってましたし。
原作の途中までというのは、原作は途中で適当にキャラ変して原作内で矛盾が生じてるので。
煉獄個人は柱会議の事を忘れたら良いキャラだと思います。組織のトップが糞過ぎる上にその糞が慕われてるってので大きなマイナスが付いてしまいますが。
鬼滅の刃、小学生の子どもがハマってるので昨日1-22巻まで読んでみました。
一言で言えば、るろ剣、H×H、進撃を混ぜた、とても分かりやすい内容でした。
またよくよく子どもに話を聞いてみれば、漫画よりアニメで火がついたと、なるほど、漫画が売れる前よりアニメが出るということは、そもそも最初から、妖怪ウォッチみたいに、売るために仕掛けられた 作品なんだなとわかりました。
ならば、この作者が新人であること、内容がすべて編集者が助言した通りに”鉄板ストーリー” を描いているだけのことにも納得です。
何が悲しいのかは、この漫画家さんが、ただの絵描きとして使い捨てされる現実。
更にこの漫画家さん(ごめん名前すら知らない)のパッションやクリエイティビティが感じられないのも哀しかった。
売れれば良いのかな、大金手に入ればそれでいいのかな。
電通とかバンダイさんとか集英社さんたちが仕掛けてる流れに、漫然と乗れなくなった自分にも、ある意味寂しさを感じたり。
芸術ってなんなんだろうと、複雑な気持ちです。
あ、ちなみに、いま子どもにはるろうに剣心読んでもらってます。押入れから出してきました。感想が楽しみです。
長文失礼しました。
素晴らしいブログと文章、ありがとうございました。
レビュー記事楽しく読ませて頂きました!!最近の鬼滅人気に感じていたモヤモヤを的確に言葉に表してくれて感謝です!
煉獄「信念」、炭治郎「偽善」、禰豆子「過保護」、善逸「変態」、伊之助「無謀」には爆笑させていただきました笑。ただ炭治郎はせめて「長男」ぐらいにとどめてあげてもいいかもしれないとは思いましたが笑。偽善と言えばどちらかというと産屋敷ですかねぇ。鬼退治のためなら幾人を犠牲にしても構わんという考えは極悪非道というか破滅的というか。。。鬼殺隊の死亡率公表してから隊員募れよって思いますねぇ。蜘蛛編あたりのへなちょこ隊士もある意味では産屋敷の犠牲者。。
かく言う私は昨年友人に勧められて鬼滅の刃の電子コミックを一気に大人買い。累計発行部数1億部達成に貢献をしてしまったわけですが、今の異常なまでの鬼滅ブームに辟易としており、映画は意地でも見に行きません。日々キメハラに遭っていますが絶対劇場には行かない。
なぜか。
これ以上作品の過大評価に加担したくないからです。
売り上げが出れば出るほどコラボグッズが次から次へと出てきて、誰もが知る大企業の社長までもが鬼滅大絶賛。そうしたブームを作り出したのは自分たちだと自負する鬼滅キッズやにわかアニメファン達が「煉獄さんを300億の男にしよう!」「今後鬼滅を超えられるのは鬼滅だけ」と息巻くのが本当に耐えられません。
鬼滅はキャラこそ魅力的ですが、ストーリー展開ははっきり言って一流とは言い難い。その理由を的確に書いてくれたのがこちらのレビュー記事でした。
鬼滅は伏線の回収が甘いですね。青い彼岸花しかり禰豆子の人間への戻り方しかり。伏線かっこよく放り投げたはいいけど、うまい回収方法が見つからなかったのでご都合主義で力技で回収したふりをされた印象です。
そしてキャラブレも目立つ。冨岡さん第一話の時からキャラ変わってないか?って過去編で思いました。富岡の過去編の傷が意外と浅かったせいでしょうか?皆誰かのために頑張ってんのに、何お前だけ自分のことばっか考えて内向きになってんだよ。第一話から登場の重要キャラならもっと深い話あると期待してたのに!!とまぁ、こういうツッコミどころがたくさんあったわけですね。
鬼の犠牲になった可哀想な人達が強くなって鬼退治を頑張るって言う二項対立のみの単純ストーリーなのも私がアンチ鬼滅にまわった理由です。鬼=絶対的悪という単純明快な勧善懲悪物語が幅広い層の共感を呼んだ、もとい当たり障りなく共通話題にしやすかったのかもしれませんが、さも鬼滅=日本の漫画史上最高の作品として扱われることには断固反対です。
なぜなら日本にはもっと素晴らしい漫画がたくさんあると私は思っているからです。
スラムダンク、ドラゴンボール、ワンピース、るろうに剣心、ジョジョの奇妙な冒険、ゴールデンカムイ、キングダム、HUNTER×HUNTER、幽遊白書、進撃の巨人、BASARA、バナナフィッシュ、あさきゆめみし、ポーの一族、帝一の國、、、誰もが知ってるタイトル以外にも挙げたらキリがないですよね。もちろん作品に好き嫌いはありますが、以上に挙げた作品は少なくとも鬼滅よりストリー展開が素晴らしいと個人的に思っている作品です。
今の鬼滅人気が鬼滅信者によるただのお祭りではなくて、鬼滅より売上は低いけど、内容はもっと面白い漫画の再評価にもつながると良いなと思っています。
売上高が一番だから鬼滅が一番なんて風潮にならないように切に願うばかりです。