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鬼滅の刃【21巻】レビュー|俺はもう飽きている……

鬼滅の刃21巻レビュー

あぁもう鬼滅レビューやめてぇぇぇ。
20巻の前に20巻なく、20巻の後に20巻なし。

俺の中では20巻だけがピークみたいだ。
タイトルの通り、もう鬼滅には飽きている。いな最初からハマってなどいない。

しかし最後までレビューを書くと宣言してしまった以上、書くしかあるまい。

21巻の結論を一言でいうと:中身がない。

ネタバレあり

21巻はあまりに内容がなさすぎて、鬼滅レビューの中でいちばん筆が乗らず、読み返しても大したこと書けなかったと自覚しているのであしからず。

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鬼滅の刃:21巻

鬼滅の刃21巻
  • 作者:吾峠呼世晴
  • 出版社:集英社
  • 掲載誌:週刊少年ジャンプ
  • 発売日:2020-07-03
  • 完結:23巻

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目次

実弥さねみは泣き叫びはするが決して謝罪を口にしない

鬼滅の刃21巻
©鬼滅の刃|21巻

20巻でどデカい負傷をした、弟の玄弥げんやは当巻でお亡くなりになった。

で、逝く直前に兄の実弥が目を覚まし「神様~」とか泣き叫んでるんだが、いやそっちに振り切るなら「いままでごめんな」の一言をくれっ。
自分が思ってるより、弟に対してひどい仕打ちだったからさ。

もし俺が弟の立場なら、兄貴の泣きっ面より「結局おまえのことを守れなかった…いままで避けてきてごめんな」

こんな風にいってもらえたら「あぁやっぱり兄貴は優しいな~俺が好きだったころの兄貴のままだ」ってな感じで安らかに逝けると思うのだ。

もちろん鬼滅テーマの1つ”兄弟の絆”をここでアピりたいのはわかるんだが、不死川兄弟の場合、語らない愛って方が美しい。

実弥のキャラでワンワン泣き叫ばれると、安っぽい群像劇を見せられている気分になってしまう。

兄弟の関係性について詳しいことは割愛するが、一言でいうなら「兄貴は弟を鬼狩りの世界に巻き込みたくないから避けてきた」である。

それならそれで、そのスタンスを最後まで通すのもまた1つの愛だろう。

兄貴から直接ピーチくぱーちく伝えるんじゃなくて、第三者から「実は実弥はお前を巻き込みたくなかったんだ」と間接的に聞いて
「そうだったのか…兄貴」みたいな逝き方のが個人的には好きかな。

子供たちが殺されることに今さら焦っても遅い

産屋敷家の新当主は8歳の子供。

といってもとても8歳児とは思えぬ、行動力を備えているので、控えめにいっても超優秀。

21巻では、当主の判断ミスでかなりの隊士(モブ)が死ぬんだけど、まぁ8歳児に指揮の責任を求めてる時点でイカれてるのは置いといて、特に気になったのはこの部分。

鬼滅の刃21巻
©鬼滅の刃|21巻

僕が采配をしくじった、そのせいで大勢の人が虐殺される

イヤイヤイヤ、産屋敷家うぶやしきけの采配ミスは今に始まったことじゃねーし、なんなら最終選別の構造自体ず~っとミスってまっせ。
今回無惨に殺された数なんて比較にならないくらい、毎回選別で死んでるだろ?

そこに疑問を持たない思考は理解に苦しむ。
なので8歳児当主君には「その程度のことは気にするな」と伝えたい。

甘露寺さん、今はふざけるところじゃねーぞ

出た出た、俺が一番嫌いな、シリアスなシーンのおふざけ。
死闘を繰り広げてる最中にこのツラできるか?

鬼滅の刃21巻
©鬼滅の刃|21巻

君がおかしいのは語彙よりもツラだ。
命がけで戦ってる最中にこれだもんな〜。
本当、締まりがないので好かねぇ。

上官がこんな感じだから「バカヤロウ、テメェがそんなんじゃ下の者に示しがつかねーだろうがぁ」みたいなのねぇんだよな、この漫画。

縁壱に人間味はいらない

ここは一番残念だった。前回の話がよかっただけに特に。

いやね、鬼滅の刃面白くないと批評した俺も20巻だけはよかったんだよ。

それが21巻で台無し。

20巻の縁壱は感情を表に出さないミステリアスでほどよいサイコ感が魅力だった。

21巻では、

  • 無惨と対峙し仕留め損ねる
  • 鬼の珠世を見逃す
  • 兄が鬼側に堕ちる(+当主を殺す)

という3連チャンが起きてしまう。

そこで、ほかの隊士たちから責め立てられるんだけど、まぁ孤高の天才はいつの世も誤解されるし、感情を出さず口数も多くない縁壱ならなおさらだよなと。

鬼滅の刃21巻
©鬼滅の刃|21巻

ほんとうは縁壱なりの釈明もあるんだろうけど、コミュ障は肩見せまいからね。

と思いながら読んでたら、21巻の最後に戦国コソコソ話②とかいう本誌勢を殺しにきた後付け設定で、そうじゃないことがわかる。

そこにはこう書かれていた。

当時の柱たちとは気が合ってよく話していた
追放されたあとも数名の柱と連絡を取り合っていた

は?俺の縁壱への思いを返せや。

つまり柱たちとは、それなりに心を通わせていたってことだよな?
だったら理由も聞かず縁壱を咎めるのは、おかしいだろう。

一読者の俺でさえ、縁壱なりになにか考えがあるんだろうなと容易に想像できるのに、同じ時代に生き、生死を乗り越えてきた仲間に理由も聞かず自刃をもとめるか?

確かに当主を兄が殺してしまったのは、重罪だと思う。
でも鬼殺隊は鬼を殺すためだけの集まりだろ?

縁壱いがいのザコじゃ上弦の鬼にも勝てないんだから、目的達成できないぜ?

そもそも鬼滅には圧倒的に「why?」がない。

なぜ?鬼は人を喰らうんだろう?
なぜ?最終選別はこの方法なんだろう?
なぜ?縁壱は珠世を見逃したんだろう?
なぜ?巌勝は鬼側に堕ちてしまったんだろう?

人間側が「なぜ?」を探求しないから鬼=悪という短絡的思考しかできないのである。

心を通わせてた仲間が無思考で行動するわけねぇだろうが。
で結局、追放された後も連絡とってるじゃねぇか。

もう意味不明すぎて、おじさんはついていけぇねぇわ。

本誌と単行本の差別化戦略は新人ほど取り入れるべき

鬼滅の刃

今回のコソコソ話は、本誌勢の怒りを買ったようだが、商売としてやるなら至極まっとうな手法であることは言っておく。
作者からすれば両方売れたほうが利益になるし、そのために本誌でエサをまいて、単行本で釣るわけだ。

これをマーケティング用語でFE(フロントエンド)・BE(バックエンド)という。

まずジャンプ(本誌)で集客して注目を集める。ただジャンプの基本収益は原稿料なので、ページ単価だ。
新人なら数千円/1ページ・有名漫画家なら数万/1ページくらいもらえるらしい。

ジャンプは19ページと決まっているので、かりに吾峠先生の単価が1.5万円とするなら、1.5万×19=28.5万(1週間)×4=114万(1か月)ということになる。

月100万という数字はサラリーマンには魅力的だが、漫画家の超ブラック労働を時給換算すると割に合わない数字だ。
しかもこれは労働対価になるので、身体がぶっ壊れれば詰みだし、歳を取ってからも続けるにはハードすぎる。

そこで、単行本(電子含む)という「本命商品」の出番だ。

こちらは印税方式なので、売れた部数×10%が作者の報酬になる。
売れ続けてくれれば寝てても金が入ってくる理想の収益構造の1つだろう。

つまり、漫画家が本当に売れてほしいのは「単行本」である。

であれば、本誌にない話を入れたり、オリジナルの作画を入れるのは当然の戦略といえるだろう。
むしろ、新人や無名の漫画家が一旗揚げたいのであれば、こうした戦略はガンガン取り入れるべきだ。

なので好きな漫画家さんを本当に応援したいと思っているなら、単行本も買ってあげるのが作者孝行になる。

少し意地悪な言い方になってしまうが、昨今はSNSの発達により、中古本や無料アプリで読んだことをネットでドヤ顔で語っている方も多い。

しかし、良かれと思っているその行動も漫画家さんからすれば「いや、新品で買えよ、単行本買えよ」と思われても仕方がないとも言える。

もちろんあなたがインフルエンサーであれば、宣伝という相対的効果を見込めるが…。

コソコソ話は差別化の失敗例

ここまで「本誌」と「単行本」の差別化戦略は必須であると語った。
しかし鬼滅の「コソコソ話」は差別化の失敗例であることも申し伝えておく。

なぜなら、コソコソ話によって本誌との整合性が取れなくなっているからだ。

縁壱の話もそうだが、後付けをするならば原作に準ずる形とするのが基本だろう。
つまり本誌の内容を深掘りすればいいのであって、本誌の話が崩れてしまうような後付けは必要ない。

とはいえ、週間連載(超ブラック労働)で活動している漫画家さんに毎回深掘りを求めるのは酷である。

であれば、尾田先生の「SBS」や
空知先生の「空知の読者とふれ合う質問コーナー」のように読者からの質問に返答し、ファンとの距離を縮める方法。

または金カムのように、ユーモアあふれる作画修正などが比較的取り入れやすいと思う。

結論:鬼滅の刃21巻は過去最大級に中身がない

以上が鬼滅の刃21巻のレビューだ。

いや〜あまりに内容なさすぎて、こんな程度のクソ感想しか捻り出せなかったわ。すまんね。
自分で読んでも酷い内容だと思ったので、最後はマーケター的な考察をぶっ込んでおいた。

それにしてもあと2巻もあるのか……需要ありそうなら映画の感想も入れると、最大あと3つも書くことになりそうだ……。

果たしてそこまでモチベーションが持つだろうか……。
今ならハンターの富樫先生の気持ちがわかる。

ほいじゃ。

鬼滅の刃:21巻

鬼滅の刃21巻
  • 作者:吾峠呼世晴
  • 出版社:集英社
  • 掲載誌:週刊少年ジャンプ
  • 発売日:2020-07-03
  • 完結:23巻

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只今のコメント数 (5件)

    • もう嫌様

      こちらのコメントは届いていますが、反映されないことについてもう少し詳細を教えていただけると助かります。

  • 皆さんが書き込んでいるページに何故かコメント出来なかったので、こちらに。

    私は30代女性ですがジャンプを昔から読んでいたせいか、鬼滅はあまりハマりませんでした。でもここ1年の鬼滅ブームは興味深く見ていて、このブログは知人のTwitter経由で辿り着きました。面白く無いと感じた点は概ねブログ主様と同じですが、それに加えて感じた点を遅ればせながら書かせてください。

    人気が出た理由として私が最初に感じたのはキャラデザの秀逸さです。ポケットモンスターのように特徴を単純かつ分かりやすく強調することで、二次創作しやすくアニメやグッズ展開の際に画面映えしていました。髪や服の色、技の属性でキャラを色分けしたのも、色に反応しやすい子供や女性の取り込みに貢献したと思います。

    子供に受けた理由に、なろう小説の要素を入れたことは大きかったと感じました。今の若い世代は失敗を極端に怖がる子が多く、たとえ創作物でも主人公が失敗や挫折したり、悪手な言動を取る展開はストレスを感じてすぐ作品から離れてしまうそうです。その為なろう小説の多くは、読者層である若い世代の願望(最初から完成された物分りのいい主人公、主人公を持ち上げる脇役達、主人公に都合良過ぎな展開)が盛りだくさんだと聞いたことがあります。鬼滅はこの要素をてんこ盛りにして今までジャンプを読まなかった子供を取り込む一方、従来の読書層は主人公の葛藤も成長も無い終始ご都合展開につまらなさを感じたのではと思っています。今回のヒットは、是非はともかくジャンプのなろう化を一気に進める可能性がありそうです。

    キャラと死人の多さもヒットした理由の一つだと思いました。特徴的なキャラを次々出せば視覚的には話が動いているように感じるので、凝った脚本でなくても女性や子供は楽しめます。一方で多数のキャラを動かして長い物語を作るには高い脚本技術が必要です。その点でワンピースやBLEACHは秀逸でしたが、あの作品ですら匙加減一つで中弛みを感じた読者もいました。そう考えるとキャラを多数投入してキャラで漫画を読む女性や子供を取り込み、ひと通り見せ場を作ったら随時死なせて退場させるやり方は合理的です。ついでに死に際に感動話をくっつければ、それがそのまま山場の演出になります。実際、鬼滅がTwitterトレンドに入る時は大抵キャラが死んでファンが盛り上がってのことだったようです。
    低年齢層も読む少年漫画雑誌上で、脇役とはいえ命を雑に消費する創作姿勢に、個人的には嫌悪感を覚えました。死人が多いバトル漫画は珍しくないですが、この作品は犠牲が無駄に多い割に主人公と近親者は終始ご都合展開なので、作者の視野の狭さ、創作に対する真摯さの欠如が際立って不快でした。ただこれだけ売れると、今後このスタイルはテンプレの一つになりそうです。

    薄っぺらい設定も結果的に人気に貢献したと思います。後半は初期の設定やキャラの性格と矛盾する展開や場面が多く、また説明不足により困惑することが何度もありました。他作品のツギハギで設定を作り、自身で構成を練るのを怠った結果後半にツケが一気に回った印象を受けました。単行本の説明で補足したつもりのようですが、漫画家としての構成力不足を認めずダラダラ後付けと言い訳を聞かされているようで個人的に不快でした。ただこれを読む為に単行本を買う層は一定数いるようです。また女性や子供は物語より贔屓のキャラや場面単位で作品を把握し楽しむ傾向があるせいか、整合性を気にしない人が多いようです。寧ろ設定の薄さから想像や解釈の余地が広がり、盛んに二次創作を楽しむ現象が見られました。原作の表現不足や余白を補うようにアニメが作られ加えてスピンオフ小説も出され、いずれも好評です。
    逆の現象で進撃の巨人を思い出します。初期は二次創作や考察談議が盛り上がりましたが、物語が進み緻密な設定や人物背景が明かされ、余白が無くなるに従いそれらの勢いはかなり落ちました。この作品もスピンオフを公式が出していますが、熱心なファンほど「原作との微妙な解釈違いがあるから、原作者以外が描く進撃に興味が無い」と言っているのを散見します。

    後半の崩れ様に対して「想像以上に売れて先生がプレッシャーを感じたからに違いない」と擁護するファンも多いですが、私は寧ろ後半こそこの作家の力量による漫画だったと見ています。連載前半の担当編集は他の人気作も手がけた有能編集だったそうですね。過去の名作を分析して好評だった設定をアイデアとして編集が提案し、作者は推敲せずそのまま取り入れていたのなら、前半は王道でありながらツギハギ感満載の漫画になったことも頷けます。担当編集が変わり、作者が描きたい物を優先するようになった結果様々なボロ(世界観や設定の齟齬、テーマやメッセージ性の喪失、支離滅裂なキャラの言動、腐女子や夢女子の妄想のように頓珍漢な結末、雑な作画変貌)が出た、という印象です。編集が創作に深く関与した場合、担当交代で作風も大きく変わることは時々あるので仕方無いとも感じています。

    今回の鬼滅ブームは漫画として完成度が低くても、コンテンツとして戦略的に立ち回れば大きな利益を上げられる成功例として今後業界に大きな影響を与える可能性を感じました。ブームの時はランダムに封入された購入特典目的に、同じ巻の単行本を一人で何冊も購入する女性が後を絶たなかったそうですね。また書店で品切れを知らせる商品棚の画像が繰り返しTVやSNSで拡散され、初めは興味無かった人の購買欲まで刺激した社会現象はブログ主様の仰るトイレットペーパー騒動と似ていると感じました。1人で50冊以上購入したレシート画像を誇らしげにSNSに載せる人までちらほら出たのを見た時は、カルト宗教に狂乱する人々を見ている様で正直気持ち悪かったです。でも出版業界が斜陽産業になりつつある現状、このような商法をいかに取り入れるかが、今後作品の内容以上に重視されそうです。
    今までに無い種類の漫画に出会う期待感と、漫画単体では質の低い作品が跋扈し悪貨が良貨を駆逐することにならなければいいな、と漫画好きとして不安もあります。それから鬼滅のヒットによって、ジャンプ新連載に似たような手法(過去作品のあからさまなツギハギ)が最近頻発しており悪い流れが来たなぁ、と個人的に少し残念に感じています。
    長くなってすいません。ブログ主様と皆様のおかげで、色々自分の考えを整理するいいきっかけになりました、ありがとうございます。皆様がオススメして下さった漫画も興味が出てきたので手を出してみます。

    • 数カ月前に上でコメントさせていただいた者です。当時アニメは2割程度観た段階でしたが、最近通しで観ました。原作同様、個人的にはあまりハマりませんでした。ただアニメでブームになったのはなんとなく納得できる、という感想を持ったので追加で書かせてください。

      総評すると、アニメならではの効果が重なって、原作の短所(設定・展開の粗、倫理観の幼稚さ、他作品からのパクリの多さ等)に意識を向きにくくさせることで、注目させたいシーンや長所を強烈に視聴者の印象に残すことに成功した美しい商品でした。同時に、思考や解釈しようとする意欲を無理矢理抑え込まれるような、他のアニメ視聴時には無い気持ち悪さと違和感が残りました。

      ある種の「魔法」のようなテクニックをアニメで使用したことが、熱狂的なブームを生んだと個人的に予想しています。
      最初に「魔法」を意識したのは、あの大量モノローグです。「せめて映像から読み取れる場面は黙って欲しい、鬱陶しい」と最初は不快でした。ただ段々慣れて、また展開が早いことが分かってくると、アレを前提として観るように頭が少しずつ切り替わってきました。つまり映像から感じ取る・読み取る意欲が段々減退するのを感じました。
      そして、思考が不要で感覚・情動に訴える情報(緩急が少なく終始畳み掛けるように早い展開、矢継ぎ早に出る薄っぺらい設定とキャラクター、壮大な音楽、CGを多用した色鮮やかで刺激的な画面、頻繁に挟まれる感傷的場面、半沢直樹のように仰々しい声優の演技)を短時間に大量に出すことで、視聴者に酔ったような快感と満足感を与えたのではないかと思います。

      その視点でこのブーム特有の現象を見ると、腑に落ちる部分が出てきます。
      ・知名度、発行部数日本一の漫画雑誌に連載されながら、アニメ前はそこまで売れて無い、またファンの大半は普段あまり漫画を読まない人、女性、子供が多い
      →大前提として原作の技量が乏しいのは大きかったと思います。加えて、制限時間内に物語が全て進み、演出展開の主導権が作り手にあるアニメと違い、読者のペースで読み進める漫画は「魔法」が効きにくかったと見ています。また皆様のコメントを見て感じた事ですが、能動的に創作物に触れて考察や解釈を深める習慣がある人は、主体的に物語と向き合う姿勢や距離感の取り方を自分の中で確立している人が多いので、「魔法」が効きにくいと思いました。
      ・他の人気作品に比べて、鬼滅の肯定的なレビューは抽象的で浅い文章が多い
      →SNSや感想サイト等を見ても、同じ鬼滅でもアニメ後に書き込まれたレビューは多様性が少なく抽象的で、酔っ払ったようなテンションが多いのも特徴的でした。ブログ主様がご指摘のように、流行りに乗っかっているだけの人も多いと感じます。それに加えて「魔法」にかかっている人特有の症状だとすると、割と納得できる反応です。

      この「魔法」はマルチ商法やスピリチュアル商材、宗教の勧誘セミナーで昔から多用される古典的手法です。原作者やアニメ監督が「魔法」を認識して取り入れたのかは不明ですが、高い効果を発揮することを特にアニメで証明した点で鬼滅は画期的な作品だと感じました。
      ブログ主様は子供の読解力低下を御指摘ですが、昨今大人も同様の傾向があると思います。スマホの普及で全世代で読書習慣が減少し、世代によっては20年前の半分以下と聞きます。コメント欄でSNSやYouTubeの時間が増えて、受動的になっていると大学生の方が仰るように、現代人は今まで以上に受動的で「魔法」が効きやすい人が増えていると思われます。なりふり構わずの商法や連日の凄まじい宣伝も加味すれば、今のブームは割と自然な流れかもしれません。

      アニメ・漫画共に商業的巧さに感嘆すると同時に、やはり個人的には観ていてストレスが溜まる作品です。
      9割トレースして1割描き足すスタイルで描かれた、前後の展開だけで無く構図やセリフまで同じコマも原作にはいくつかあり「流石にコレをオマージュやリスペクトと言う言葉で擁護するのは…」と作者以上に編集部に不信感と嫌悪感が出るようになりました。更にブーム以後、第2の鬼滅を狙って他作品のツギハギ漫画の連載が増えたことがトドメになって、最近本誌の購読を止めました。
      こういう形でジャンプを卒業するとは自分でもショックでしたが、ここのブログで色々他ジャンルの漫画を知る機会をいただきました。それをきっかけに書店に行くペースが増え、そこで海外小説の翻訳版など更に新しいジャンルに興味も広がり、いい創作物との出会いに繋がりました。一言御礼も書きたくてコメントさせていただきました、ありがとうございます。

      映画のレビューも大変面白かったです。今後も無理の無い範囲で創作レビュー記事を書いていただけると嬉しいです。

  • 単行本は購入してないので知りませんでしたが、そんな支離滅裂な補完という名の崩壊があるとは・・・
    本編見た時は縁壱って感情あるにはあるけど見せるのが下手でコミュ障で孤独としか見えない内容だったのに、追い出されていても孤独ですらない。
    多分22巻の内容なんで詳しくは書きませんが追い出された後は完全に孤独じゃなければ成立しない話すらあるのに、なんで柱とまで交流あるんだか。
    これでファンは喜ぶってファンは漫画の中身ではなく、鬼滅の名前が付いていれば作品崩壊させようが何でもいい=ただのネームバリューやブームに乗る事しか見てないと言ってるようなもの。
    なんでこの作品が売れてるんだろう、中身は現在の中堅どころにも遥かに劣るのに、やっぱただのブームなんだろうなってのを確信しました。もはや面白いと思えないのは自分の感性がおかしいと思ってしまう程の同調圧力とかもあるんでしょうけど。

    風柱は確か「お前の為に戦ってきたのに」みたいな台詞もほざいてたと記憶してますが、放置していたのに何責任転嫁してるんだと完全にクズとしか思えなかった印象。
    本心だとしてもバラすのはただ自分が楽になりたいからで弟には何もかもを押し付けていいと思ってるようにしか見えない。
    それで優しいと描いてるつもりの作者には恐怖を禁じ得なかったです。

    なお22巻、23巻はこれ以上の酷い補正と地獄が待ってますがここまで来たらあと少しです。
    世間では人気っぽかったですが、これで人気取れるなら漫画というものの価値は無くなった、全ては印象操作の世界になってしまって人気作から面白い作品を探すという事に疑問を抱かせた作品。
    打ち切り作品でも面白いのがあったと思う自分の感性が間違ってなかったという確信も得ましたけど。

あなたのご意見もぜひ聞かせてくれ

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