「鬼滅の刃」ブームが異常なので、今(2019・12月)になってようやくアニメ全部見て、漫画も既刊(18巻→19巻→20巻→21巻→ 22巻 →23巻)まで読んでいる。
当方は普段からアホみたいに漫画を読んでる30過ぎのおっさんだ。 ぶっちゃけ最近はジャンプ系を読む機会はほとんどない。 ただワンピースの不敗神話を破ったってんでどんなもんか見とくかなと。 参考:中国サイト「捜狐( そうふ ) 」
まず「U-NEXT 」でアニメを見ていたんだが、しょっぱなから全然面白くなくて、いつ盛り上がるのかなぁと思っていたら26話終わっていた……。
続きは漫画の「7巻〜 」だったので、最新刊まで読んでいるものの……う〜ん、つまらない。 「これ社会現象になるほど面白いか?」ってのが正直な感想だ。
このままほっておくと、あまりにもハマらなすぎてゲロ吐きそうなので 「何でハマらないのか?どこが面白くないのか? 」 を一度しっかり考え、吐き出しておこうと思う。
記事下のコメント欄 では、中学生〜アラフィフまで10名→100名→200名→300名 →400名 →500名 →600名以上から様々なご意見をいただいている。 (管理人もできる限り返答) あなたも何かあればお気軽にコメントしてくれ。
★ネタバレゴリゴリ含む★※19巻までの内容 当記事は鬼滅ファンの方には何のメリットもございませんので、読む場合はご注意くださいませ〜。 ☆追記:2020年11月☆ 文章が読めない(意味が伝わらない)一部の方向けに本文に大幅な修正 (さらに分かりやすいように)を加えた。
作者:吾峠呼世晴
出版社:集英社
掲載誌:週刊少年ジャンプ
発売日:2016-06-02
完結 :23巻
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目次
ジャンプ黄金期を読んできた人はつまらないと思う
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引用:村田雄介集合絵大集合
週刊少年ジャンプとは、集英社が発行している日本一の漫画雑誌である。 現在は月間200万部を割っているが、全盛期は650万部を超えるほど世の少年たちに夢を与えていた。
参考:日本雑誌協会・印刷部数公表
それゆえ当たった作品はとてつもない爆発力を持ち、一気に売れる傾向がある。 とうぜん競争率も高く、ジャンプで長期連載ちょうきれんさい できるのは選ばれし天才漫画家のみ。
その上で4年以上一度も休載することなく、描き続けてきた 「吾峠呼世晴ごとうげこよはる 」先生は、紛れもない天才だ。 ただ単に俺がハマらなかっただけというのは重々ご承知しょうち いただきたい。
そんなマンガ界最強ジャンプは、過去に超弩級ちょうどきゅう の名作を数々生み出してきた。
上記はあくまで一部だ。 もちろんストーリーやジャンルはバラバラなので、本題の「鬼滅の刃 」と単純な比較はできない。
しかし、このあたりを読んで大人になった俺の大脳皮質だいのうひしつ には、これらの記憶が深く刻み込まれている。
そうした無意識化の記憶が「ストーリー・構成・キャラ設定 」などを点と点で結んでしまい、浅く、物足りないと感じてしまったわけだ。
後述こうじゅつ するが、ジャンプっ子にとって鬼滅は特別変わった設定でもなく、むしろ今までのジャンプ作品をうまく組み合わせている。
ソースが消されてしまったが、2019年鬼滅絶頂時の「news zero」インタビューを見ていると、流行りの火付け役になったのは30〜40代の女性 だ。 おそらく少年誌をガッツリ読んでいた層は少ないだろう。
またストーリー構成は浅いほど、誰でも理解しやすい。 この点に関していえば、今の子供たちにウケる内容 と言える。
なぜなら、現代っ子は全体的に「読解力どっかいりょく 」が落ちてきており、漫画といえどあまり複雑な話を好まない(理解できない)傾向があるからだ。
参考:AIvs.教科書が読めない子どもたち
こういった点を考慮すると、時代を捉とら えた作品とも言えるだろう。
もしこれが作者や編集者のマーケティング戦略だとすれば、自分を含め、ジャンプ黄金期を熟読してきた男性層はターゲットから大きく外れており 「つまらない、面白くない」と感じてしまうのも致いた し方ないと思った。
なぜストーリー構成が面白くないと感じたのか?
「鬼滅の刃 」の基本構図は「人間」VS「鬼」 主人公「炭治郎たんじろう 」の一家はある鬼に惨殺ざんさつ されるも、妹の「禰豆子ねずこ 」だけが鬼化して生き延びる。 その妹を人間に戻すために奮闘ふんとう する物語。
で、面白くない一番の理由は、総じて主人公に都合が良すぎる から。
例えば妹の話1つとっても、人間に戻すことが最終目的ならば、それまでの困難こんなん や逆境ぎゃっきょう の総合値に応じて、戻った時に感動を覚えるものだ。
ところが本作は最初の方に少し暴れるだけで、そこから2年間眠って、起きたらある程度の理性を取り戻している。
基本的に他の鬼は人間を喰うか、殺すことしか考えていない。
その理由が
2年間寝ている間に鱗滝うろこだき ってジジィが「暗示」をかけた。
「人間は皆お前の家族だ、人間を守れ、鬼は敵だ」 「人を傷つける鬼を許すな」
人を喰う代わりに眠ることで体力エネルギー を回復。
※つまり鬼になってから数年以上何も喰わずに過ごしている。
人を喰わないように竹の口枷くちかせ をしている。
※呪印とかがあるわけでもなくただの竹。
はっ?こんなヌルい設定で人間に戻したとして、読者はどこに何を感じればいいわけ?
第一話では、今にも人を喰い殺しそうな目つきと風貌で「おっいいね〜」と観ていたが……
その後の「禰豆子」はこんなに可愛くなってしまう……。
オイオイオイ、可愛さとかいらないんだよー、最初の狂った禰豆子はどこいったんだよー。
鬼になってから喋ることはできなくなったが、ジェスチャーでやりとりできるほど……(後々少し話せるようになる)
俺的には、もっと日常的に妹が暴れて「炭治郎」をボコボコにするとか、キーマンの人間に襲いかかってしまうとか、最悪喰っちゃうとか、そういった生き地獄エピソードが欲しいわけ。
そうじゃないと「妹を人間に戻す 」っていう本題の軸がズレて大変さとか辛さがまったく伝わってこない。
この先”人間に戻るにしろ ””死ぬにしろ ”そこまでの過程がヌルゲーなんだから、感情移入できねーって。
こんなのは氷山の一角で、とにかく全体的にストーリーが練りこまれていないし、ミラクルビーチフルスーパーバリバリご都合主義だから面白くないと感じた。
※俺が本当に面白いと思った鬼マンガはこれ。
全キャラの過去篇が浅いので全く共感できない
面白い漫画の過去篇は必ずといっていいほど盛り上がる。 なんなら本編を超える話も往々にしてあるものだ。
鬼滅の刃 に出てくる鬼は元人間であり、事情があって鬼になったパターンが多い。 「柱」になるような奴らも皆何かしら抱えているが、どいつもこいつも話が浅すぎる。
例えば「鬼殺隊」最強の男「悲鳴嶼 行冥ひめじま ぎょうめい 」の過去は……
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©鬼滅の刃16巻|集英社
盲目もうもく の優しいガリ男が身寄りのない子供9人を寺で育てている。 血の繋つな がりはなくとも本当の家族のように暮らしていた。
ところがある日、言いつけを守らず夜になっても寺に戻らなかった1人が鬼に捕つか まってしまう。 その子は保身のため他の家族を喰わせることを約束。その夜、鬼に襲撃され結局1人しか助からなかった……。
信じていた子供に裏切られたのも辛いだろうし、目の前で子供たちが殺されていくのも酷こく だと思う。 しかし、1人だけ助かった理由が「悲鳴嶼ひめじま 」がキレて夜明けまで鬼を殴り潰し続け、朝日を浴びて消滅したからなのだ。
基本的に鬼のスペックは人間をはるかに凌ぐ。
そして救った子供は4歳だったので混乱し、駆けつけた大人に「みんなあの人が殺した」と言ってしまう。 子供たちの亡骸なきがら だけを見た人々は「悲鳴嶼」が殺したと思い投獄されてしまったって話。
え?ちょ待って?目が見えず喧嘩もしたことねー男がいきなり鬼に勝っちゃうの?しかも素手で?1mmも共感できねーわ。 あと最初から盲目設定は無理があるだろ。 そこは鬼と戦って目潰されたってことでよくねーか。
実は似たような話が「るろうに剣心 」安慈あんじ 和尚の過去篇だ。
安慈もまた、身寄りのない子供を自分の寺で預かり、面倒を見ている。 「仏様はいつも私たちを見ている、だから祈ろう」とニコニコしている優しい僧侶だった…。
©るろうに剣心|13巻
ただ当時は廃仏毀釈はいぶつきしゃく により、仏教とかやってる奴は殺すぞ?寺とか壊すぞ?的な感じだったので、このお寺は村長からマークされていた。
そんなある日、村長から直々に村から出ていくように言われ、移住を余儀なくされてしまう。
その帰り道、村長の付き人が 「相手はボロ寺の貧乏坊主と小汚ェ親無し共、どんな風に扱ったってどこからも文句出ねェっしょ 」 とか言い出し、子供達が寝ている夜更けに寺に火を放つ鬼畜きちく の所業しょぎょう を決行。
ちょうどこの時「安慈あんじ 」は滝行中で、気配を感じ急いで戻るも、寺の入り口付近で頭を殴られ気絶してしまう。
薄うす れゆく意識の中 「御仏みほとけ よ…この子達こたち はこれまでずっと辛つら い思おも いをしてきた…どうかこれからは幸多さちおお い未来みらい を…どうかこの子達こたち に御加護ごかご を 」 と必死に願った……。
しかし朝方意識を取り戻すと、寺は全壊ぜんかい し、子供達は全員焼死しょうし 。 「…何故?何故この子達を見捨て給たも うた……」 と初めて仏像を殴りつける。
そして、祈りや願いなどでは誰一人救えないことを実感し、ブチギレて優しい和尚から仏の道を外れた「破戒僧はかいそう 」となり復讐を決意。
©るろうに剣心|13巻
そこから5年修行をして、火を放った奴らを皆殺しにする。 この頃にはガタイも2倍くらいになって、人間の頭を素手で潰せる怪力および、対象物に高速の二撃目を加える破壊の極意「二重ふたえ の極み」を会得していた。
たぶん修行して1年も経つ頃には皆殺しにする力はあったと思う。でも5年なんだよな。 子供達を殺された傷はそんな簡単に癒えないだろうし、己の甘さを完全に消しさり「破戒僧」になってから復讐を果たしに行っている。
作者:和月 伸宏
出版社:集英社
掲載誌:週刊少年ジャンプ
発売日:1994-09-30
完結 :28巻
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ブチギレたからって急に強くなったりしないし、想像を超える悲劇ひげき に襲われれば、修羅の道に堕お ちてしまうほど人間は弱い生き物なんですわ。
これくらいの背景をしっかり描くからこそ、読者は共感し心動かされるわけだ。
「悲鳴嶼ひめじま 」の話に戻すが、もとから強い奴が筋トレして、さらに強くなりましたってエピソードの何がおもしれーの? 最強のキャラがそんな雑な設定でいいのかよ。 もっと地獄を乗り越えてこいやと。
こんな感じで鬼含ふく め主要キャラの薄い過去篇を一人一人やって尺しゃく を取る割に、結局この物語に真の悪党はいないんでっせ〜 風に持ってかれるので、ストーリーに緩急かんきゅう がない。
せっかく良い食材を見つけても、最後は全部カレーの具材としてぶっ込んじゃうわけ。 こちとら100g1万円の肉を味わいたいのに、毎回カレー出されてる気分。
食材(ストーリー)と食材(ストーリー)が混ざり合って、1つ1つの味が薄くなる=これといった衝撃的なエピソードがない。
というわけで、過去篇大好きマンとしては、もっとしっかりキャラの役割を分けて欲しかった。
全体的に戦闘力の設定が崩壊しているのでワクワク感ゼロ
先ほどから出てきている「柱」は人間側最強の9人だ。 つまり現時点では強すぎる鬼を倒す唯一ゆいつ の希望でもある。
そんな「柱」の1人が手を縛られた状態の主人公に頭突きかまされて出血した時は「????」でしたわ。
イヤイヤイヤ、もっと圧倒的であれよ。 「炭治郎」なんか小指で倒せよ。 なんなら気迫のみで黙らせろよ。 それがあって初めて「おぉー柱すげー」ってなるんじゃねーのかよ。
ネタバレになるが、単行本18巻では「柱」と「炭治郎」の力の差はほぼなくなっている。 キャラによっては「炭治郎」のが強いんじゃね?ってレベル…。
あと鬼ども、お前らもっと強えーだろ?主人公だからって遠慮すんなっ!!本気を出せ本気を。 世の中、気合いや運だけじゃどうにもならねぇ理不尽なこともあるってのを世の少年たちに教えてやるのがお前らの役目だろ。
ワンピース で冥王に2年も修行つけてもらって、四皇の幹部と死闘を繰り広げて、めたクソ強くなったと思ったルフィが「カイドウ」に一撃でやられた衝撃。
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©ONE PIECE
幽遊白書 で幽助が魔族の血に目覚めて、S級レベルの仙水を子供扱いして、最強になったかと思いきや魔界にはS級なんてゴロゴロいて、1000年飯食ってない死ぬ寸前の親父を椅子から動かすこともできなかったラスボス感。
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©幽☆遊☆白書
BLEACH で藍染 惣右介あいぜん そうすけ がちょっと本気出したら同じ隊長格の狛村 左陣こまむら さじん を鬼道の一撃で仕留めた格の違い。
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©BLEACH
こういう圧倒的な絶望感や無力感が「鬼滅」にはないんだよな。 ちょっと修行しただけで強くなりすぎちゃうし、主人公が全然負けねーからワクワクしねぇ。
漫画だと技の見せ方が下手すぎてストレスを感じる
鬼滅の刃 は絵が下手だから無理って声もよく聞くが、俺はそうは思わない。 これくらいの作画は世の中ゴマンとあるし、普段の描写はそんなに気にならない。
しかし、敵も味方も「技」を発動するシーンでは何をやっているのか全然わからないのである。 これは絵が下手なのではなく、見せ方が下手 だと言っていい。
戦闘シーンは、もっとも盛り上がる場面なのに、それがわからないのは致命的ちめいてき だ。
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©鬼滅の刃17巻|集英社
上記の技の終わりから見るに、居合いを打ち合ったシーンだろう。 ※解説のため「鬼滅」の中ではかなり分かりやすいシーンを抜粋&前後の文脈は無視 している。
もちろんこれくらいの作画であれば、想像もつくし、読んで字の如く遠い雷と書いて「遠雷えんらい 」なので、遠い間合いから雷の如き速さで距離を詰める技と仮定できる。
しかし、このバトルシーンは鬼滅の中で分かりやすい部類だ。 その他のシーンはあまりにも酷すぎて、引用すると悪意を感じさせてしまうため、あえて避けている。
例えば上記のシーンでも、直後の「善逸ぜんいつ 」のコマで「何?あの間合いから一瞬で詰めてきやがった 」って心境を入れたり 敵の「獪岳かいがく 」が「ここから一瞬で距離を詰める俺の遠雷をくらえ 」みたいなナレーション的な説明を入れることもできる。
そもそも漫画の強みとは、文字(読解)と作画(視覚)両方でバランスを取れるところだ。 作画が苦手なのであれば「解説」を足すことで、より多くの読者に訴えかけることができるということ。
©ジョジョの奇妙な冒険・第2部
さらに具体例を出すなら、ジャンプ史の中でも特に技(状況)の説明に力を入れているジョジョの奇妙な冒険 だろう。
★豆知識★ 鬼滅に出てくる全集中などの呼吸法は、ジョジョの「波紋呼吸法はもんこきゅうほう 」から派生している。
そりゃ読み手としては絵で見せてもらえた方が嬉しいが、漫画家さんだって得意不得意はあるだろうし、誰もがわかりやすくキレイな絵を書けるなんてことはありえない。
だからこそ、ジョジョのような一手間(週間でここまでやるのは大変だが……笑)をかければ、視覚で理解できなくとも、読解できるようになる。
まぁこの辺の細かなニュアンスは漫画を読みすぎてきた故の弊害へいがい というか、バランス感覚というか、思いっきり主観であることは否めない。 とにかくアニメで見て「あぁこういう感じの技だったのね」てわかるものが多いのは事実だ。
さらに俺の場合は頭の中で模擬対戦もぎバトル をしながら読むのが好きなもんで「A」に対する返し技「B」それを躱かわ して「C」さらにカウンターで「D」みたいな。
漫画では「技」の動きがほぼわからず、これができなくてストレスを感じた。 ただ「ufotable 」のおかげもあり、アニメではよくわかるどころか普通に神ってる技もあるのは言っておく。
特に気に入ってるのがアニメ17話で「善逸ぜんいつ 」が放つ「雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃へきれきいっせん ・六連」のシーン。 ここは厨二心をくすぐられるのでアニメ好きの人は見る価値ありだ。
ギャグが破壊的に面白くなくて眉間のシワが戻らない
ギャグシーンはマジで面白くない。 いくら子供向けに書いているにしてもしつこ過ぎる。
特に「善逸ぜんいつ 」がヒーコラ言ってるシーンは漫画なら読み飛ばせるが、アニメだと地獄絵図そのもの。
善逸のギャグシーンを平均すると1シーンに付き、約28秒もふざけてるわけ、だから「あぁウルセェ〜」しか感想が出てこない。
いやね、ギャグシーンが面白くないのは鬼滅の刃 に限ったことじゃなくて、「ワンピース」だろうが「HUNTER×HUNTER」だろうが面白いと思わないよ。
けど、他のは尺が短かかったり、仲間全体でバランスを取るから適当に流せて嫌味がない。 仲間全体ってのはワンピースでいえば(ウソップとルフィとサンジ)・(ナミとゾロとルフィ)みたいな感じ。
それが1人で延々ふざけてるわけだから、眉間に寄ったシワが戻らないのである。
ちなみに、俺がジャンプで一番笑った記憶は 「銀魂」46巻・第四百二訓〜始まる 「ビームという響ひび きはあらゆる者もの のハートを射抜いぬ く」だ。
ちょこっと解説すると、スターウォーズの
オビ=ワン・ケノービにかけて「尾美 一おび はじめ 」と書いて「オビワン」と読む発想力
ライトセーバーにちなんで剣術流派を「ビームサーべ流るー 」にした着眼点
ソードマスターをもじって「銀河剣聖ギャラクシーソードマスター 」という絶妙な語呂
にはマジで爆笑した。
これだけふざけた入りで、オチは号泣に持ってくるあたり「空知先生」の変態(天才)さが遺憾無いかんな く発揮されているので、未読の方はぜひ読んでみてほしい。 ※スターウォーズを全く知らなくても面白いよ。
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©銀魂
鬼のラスボスがクズ&ダサすぎて魅力なし
俺は味方よりも敵の設定こそこだわった方がいいと思っている。 なぜなら善悪ぜんあく の高低差によって正義の意義も変わってくるからだ。
ましてラスボスなら、単なる悪では魅力的にならず、悪の中のカッコ良さをどう見せるか? 具体的には「怒り」の矛先ほこさき をどこに向けているかで、共感値やファン層はほぼ決まってしまう。
要するに、敵が輝けば輝くほど、魅力的であればあるほど、相関関係により味方も輝くということだ。
鬼滅の刃のラスボスは「鬼舞辻 無惨きぶつじ むざん 」なわけだが、圧倒的な強さに加え、見た目は悪くない。 でも中身がクソオブクソ。目的もやることも何もかもがダセェの一言。
ダサいなりにギャグキャラなり、イカれサイコキャラに振り切っているならいいが、どっちでもない中途半端キャラ。
正直「無」の感情しかない。この先は全く興味のないキャラを無理やり考察した。
無惨様のクズダサエピソード
酔っ払いの兄ちゃんに軽く絡まれただけでブチ切れてその場にいた3人を全殺し。
鬼の中でも上から7番〜12番目に強い下弦の奴らを集めて1体を残し、他は理不尽に全殺し
柱を1人殺したと報告に来た部下に対し「たかが柱を始末したから何?鬼が人間に勝つのは当然だろ」というブラック企業の上司ばりのクソっぷり
病床で今にも死にそうな鬼殺隊当主と初めて言葉を交わした時に出てしまう圧倒的ザコ感
例えば、2番目の下弦の鬼集めて全殺しした時は、「なんでお前らそんな弱いの?お前ら役に立たねーからいらねーわ」っていう鬼パワハラを振りかざして全殺し。
3番目の「鬼が人間に勝つのは当然だろ」ってセリフ、ここだけ聞くと悪くないが、コイツは普段から「鬼殺隊」にめちゃくちゃブルってすぐ逃げるような奴なんですわ。
こんな感じで終始小物しゅうしこもの っぽさが前面に出ている。何千年も生きた経験や知識・知恵がある分、普通に考えたらチートキャラのはずが、オーラも知性もまるで感じないヘボ野郎 。
基本的に自分のことしか考えていないので、何度見返しても魅力は0のまま。
無惨が小物でワガママで成長できない理由
出てくるたびに自身の株を下げ、コイツはもうどうしようもねぇなっと思っていた矢先、12巻の22ページに違和感の正体が載っていた。
©鬼滅の刃12巻|集英社
無惨は”変化 “を嫌っているのだ。 「状況・肉体・感情」あらゆる変化は劣化れっか であり衰おとろ えだと考えており、逆に完璧で永遠に変わらない”不変 “を望んでいる。
鬼滅の刃 は大正時代を舞台にした物語、当時は第一次世界大戦(大正3年)が起こり、日本の産業革命が大きく進んだ時代だ。
この激動の時代に「不変」などと耄碌もうろく しているバカは無惨ただ1人くらいだろう。
かのチャールズ・ロバート・ダーウィンもこう述べている。
It is not the strongest of the species that survives, nor the most intelligent that survives. It is the one that is most adaptable to change. 訳:生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは、変化に最もよく適応したものである。
引用:名言+Quotes
鬼殺隊きさつたい は常に鍛錬たんれん を重ね「柱」ともなれば、己の寿命すら犠牲にし、わずか二十数年で生涯の幕を降ろす者もいる。 そこまでしなければ鬼との圧倒的な戦力差を埋められないからだ。
限られた時間の中で、粉骨砕身ふんこつさいしん する者たちと半永久的な時間があり、人を喰うだけでパワーアップし、変化=衰おとろ えとしか考えられず、誰からの助言もない裸の王様では品性に差が出てしまうのも当然と言えるだろう。
独裁組織どくさいそしき 最大の欠点は、俯瞰ふかん の視点から見てくれる者がいないことだ。 したがって「無惨」は小物であることをこの先も自覚できないし、力だけが増幅していき、心は成長しない典型的な老害といえる。
面白い派
つまらない派
上記はそれぞれのキーワードで検索した中から適当に抜粋した。
検索して気づいたが「おもしろい 」と言っている人は「なぜおもしろいか?」を語っている人が異様に少ない。 また当ブログに引用されたからか、投稿を削除する方も多い。
断っておくが、俺は鬼滅を面白いと言っている人を批判しているわけではない。 ただ単に俺にこの作品が合わなかっただけだ。
面白いと思うなら、堂々と胸を張り発信すればいいし、他人の意見に流されず、自分の芯を持ってもらいたいと思う。
逆に「面白くない 」の検索結果は、それなりに理由も述べられていて、多くの他作品に触れてきた傾向が見て取れる。
結論:鬼滅の刃は子供と漫画・アニメビギナー向けの作品
以上が鬼滅の刃にハマらなすぎて、いろいろ吐き出さないと窒息死ちっそくし しそうだった俺の感想だ。
一言でいうと「子供・漫画ビギナー 」向けの作品かな。 少なくとも、多ジャンルを読む漫画狂が人気にあやかると拍子抜ひょうしぬ けする可能性大。
もちろん鬼滅ファンを否定する気はないし、誰が何を好きになるかは自由である。 アンチだなんだと低次元の話をしたいわけでもない。
ただ「鬼滅の刃 」キッカケで、他作品にも興味を持ったり、ハマってくれたらオタク産業がより盛り上がるので嬉しいなぁと思っている。
※この記事の一番下にコメント欄 があるので、あなたのご意見もぜひ。 10代〜50代まで10名→100名→200名→300名 →400名 →500名以上の方々が参戦して盛り上がってまっせ。(内76件管理人返答)
作者:吾峠呼世晴
出版社:集英社
掲載誌:週刊少年ジャンプ
発売日:2016-06-02
完結 :23巻
→カスタマーレビュー をみる
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コメント一覧 (784件)
鬼滅が2億部売れたというニュースをみて「え、あれが?」と思いモヤモヤし、今さらながらこの記事に共感したのでコメントさせてもらいます。
鬼滅はコロナの自粛期間に「あのワンピを超えたと言われてるってことはさぞ面白いんだろう」と思い読んでみたのですが、「つまらなくはないけど、社会現象になる程ではない」というのが正直な感想でした。
舞台設定も、キャラも、ストーリーもなんかどこかで見たことあるものだな、今までの漫画の王道展開を寄せ集めた内容だなと感じてしまいました。
これ結界師っぽいな、ブリーチっぽいな、犬夜叉っぽいな、そんなことを思いながら読んでいました。
今までの売れた作品って個人的な合う合わないはあるにしてもその作品がもつ「唯一無二のもの」は感じとれたのです。
ワンピースや進撃の巨人なら作品のもつ世界観や伏線の数々、スラダンならリアルなタッチの絵柄から繰り広げられる迫力がある試合描写etc…
でも鬼滅にはその「唯一無二のもの」を感じませんでした。絵も上手いとは言えず、設定もストーリー展開も目新しさがなかった。
そしてなによりストーリーが薄い。ストーリーが薄いから「どこかで読んだことある感」が拭えないのかもしれません。
キャラのエピソードに積み重ねがないのです。
私にとって煉獄さんは「ついこの間まで『妹は殺すべき』とか言ってたのに新章入って急に師匠面して座っていて、なんか戦いの中で死んだいった人」です。
そりゃ客観的にみたら鬼は殺すって言うしかないでしょうけど、主人公視点で印象はよくないじゃないですか。
それを見直すエピソードというか「この人悪い人じゃないんだな」って思う描写もないまま無限列車編が始まりその最後に死んでしまう。
彼の「強きものは弱きものを守る使命がある」って思想自体は立派ですよ。
でも回想で説明されるだけだから説得力も感情移入もない。その思想を感じとれる日常描写の1つくらい欲しかった。
例えば子ども達を守って慕われているエピソードとか、それこそ無限列車前に炭治郎と任務をともにして炭治郎を守ってあげるエピソードがあればよかった。
そしたら煉獄さんの思想にも共感できたし彼の死に涙する炭治郎にも感情移入できたのですが。
禰豆子だっていい子ちゃんのままあっさり人間に戻るから人間に戻ったときの感動もあまりなかった。
少年漫画(特にバトル系)って言ってしまえば、キャラの悲しい過去があり、親しい人との別れがあり、大事な人の死があり、辛いことを乗り越え勝利を掴むという展開が多いはずで、でもキャラの描写の積み重ねによってそれにオリジナリティーが出てくると思うのです。
鬼滅にはその積み重ねがないので、オリジナリティーを感じない。結果「どこかでまたことある」と感じるてしまう。
ワンピースのゼフの「風邪ひくなよ」って台詞が好きなのですが、これも言ってしまえばよくある”旅立つ子を見送る親”って展開です。
それでもサンジとゼフの過去や男同士の不器用なやり取りという積み重ねがあるから、この短い台詞に感動する。その積み重ねなしに「風邪ひくなよ」って台詞だけだったらよくある別れの展開だと思って感動してないと思います。
例に出されてた岩柱も、安慈のような描写の積み重ねがないから「ただの安慈もどき」に感じてしまいます。
ここまで売れたのは色んなタイミングが奇跡的に重なったのかなと。
原作がそこそこ売れたタイミングで超美麗なアニメが作られ人気に火がつき、そしてコロナによる今までにない大混乱と外出自粛によりそれまで漫画アニメに興味がなかった層がちょうど人気だからと読み出し、少しコロナが落ち着き「旅行は無理でも映画くらいなら…」となったタイミングでの映画公開(対抗馬は軒並み延期)。
アニメ化まではもちろん実力だけど、それ以降は作品そのものの魅力ではなく外部的要因のおかげで売れたよなと思います。
今までの漫画の寄せ集めだからつまらなくはない、むしろ今まで漫画を読まなかった人は面白く感じるはず。自粛期間に読むには巻数も短すぎず長すぎずでちょうどいい。
でも漫画をそこそこ読んでた身としてよくある漫画の1つでしかないのにこの売れように違和感を覚えました。
まるでファミレスのドリンクバーを「こんなに種類があるのに飲み放題!?このサイダーってやつ、シュワシュワして喉が爽快!新感覚!」と大絶賛されているのを見ているかのような感覚でした。
いや、それそんな目新しいものじゃないよ?他にも飲み物なんていっぱい売ってるよ?なんならそれ氷溶けて薄まってるよ?と思わずにはいられない。
今後鬼滅を超える作品は現れるのか!?と議論されているのを見ましたが、こんなにも色んなタイミングが奇跡的に重なるのことなんて2度とはないと思うので(特にコロナの大混乱なんて起きて欲しくない)、なかなか現れないと思いますが、さして目新しさのない、人気漫画の寄せ集め的この漫画が日本一売れたという結果になっているのはモヤモヤしてしまいます。
ぽんぬ様
まさに寄せ集め感は否めませんよね。
鬼殺隊=護廷十三隊
無惨=奈落
不必要なギャグ=銀魂に憧れて入れてみたけどギャグセンは1mmもなかった
太陽の克服=ジョジョ
などなど、レジェンド作品に憧れた次世代という構図自体は非常に美しく、基本応援スタンスですが、それにしてはあまりにも薄味でしたね。
変な流行り方をせず、そこそこ売れる作品程度であれば、当時の私もわざわざブログに書くこともなかったでしょうし「へぇ、これが今の流行りなんだね」と思って終わってたと思います。
それが当時の鬼信の方々ときたら、鬼滅好き以外のママ友は仲間はずれ、学校のコミュニティではいじめに発展、三十路以上のオバや腐女子が子供達を押しのけてグッズを奪い合う……など、作品へのリスペクトも人間としての尊厳もなく、異様な光景でした。
このブログも当時は”駆け込み寺”なんて言われたりして、読者の方々の悲痛な叫びがコメントとして残っています。
おっ「風邪引くなよ」同士は久々に聞きました、最高ですよね。
一般的には「クソお世話になりました」がサンジの名シーンとして語られることが多いのですが、あそこの主役は間違いなくゼフなんですよね。
積み重ねもそうなのですが、数ある日本語の中から「おい、”サンジ”…風邪ひくなよ」と”初の名前呼び”と”粋なひと言”をチョイスした当時23歳の尾田先生があまりにも天才過ぎるなと思っています。
それに対するサンジの返答も完璧で、漫画で読んだ感動をアニメ化でさらに上回る完成度で仕上げてきたのも、最高オブ最高、感動オブ感動と言うほかありません。
漫画も含めて数千作品、見たり読んだりしてきましたが「サンジの旅立ち」を超える感動シーンはいまだにないです。
おっと熱くなりすぎました。
確かに、鬼滅映画の興行収入は塗り替えられないだろうし、そこは素直にあっぱれだと思っていますが、モヤモヤするお気持ちもよくわかります。
今も無限城編の公開初速は、無限列車編を超える勢いらしいですね。
さすがに400億は無理でしょうけど、どうなることやらって感じです。
P.S.もちろん私は観に行きません。
連載されていた当時しのぶというキャラと鬼が戦ってる所を2話位読んだのですが、罵倒するセリフがあまりにも稚拙で全てを察してしまいました。全部小学生の喧嘩じゃないか!と。なら何も考えずに思ったこと全て口に出して叫ぶのも頷けます。全員小学生と思って読めば・・・と評価をつけて後は触れずに数年間放置し、そろそろ落ち着いて正統評価できる頃かなと思い出して検索してみたらこちらのブログを拝見するに至りました。(実は今さらコロナにかかって自粛中ですw)
一過性の流行りだったであろう事は想像に難くないのですが、それにしてはあまりにも品質に疑問がある商品でしたので、マーケティングだけでこんな売れたなら後続の他の漫画ももっと売れているはずなんですよね。キメツがこの当時最適解の売れ方したわけですから、同じように一般受けするコンテンツを作ればいい。経済の視点で見ても後に続きたい人たちはごまんといるはずで、何ならもっと上手に稼げる漫画コンテンツが出来ていてもおかしくないはず。
でも、現状どうでしょうか?スパイファミリーなんかは狙っている層がキメツと似ていると思います(あえてどことは言いませんが)実際かなり売れましたが、キメツの時のような熱狂が無いな~とも感じます。まるで宗教みたいにキメツキメツ言ってたあの時とは空気が違うのをはっきり感じます。
となるとやはり主様のおっしゃる「特殊な状況が作り上げた閉塞ストレスによる1種のパニック」による盛り上がりだったとするのが妥当な見方でしょうか。
そういえば「ちいかわ」もSNSで急速に広まり、大人も便乗してブームになり、「ちゃんと読むと深いのよ!かわいいのよ!」とお勧めする人に遭遇しましたが、私はこちらも少し読んでそっ閉じした口です。こちらの方がキメツと似てるかもしれませんね
「フリーレン」や「薬師のひとりごと」もブームとすべくマーケティング頑張ってますが、やはりマーケディングには限界があるのかな、と感じる点も多々見受けられます。
流行りって本当に謎です・・・・
めー様
5年以上前の記事に辿り着いていただき、ありがとうございます。
お身体ご自愛ください。
この記事も今でこそ落ち着いていますが、当時はX(旧ツイッター)や5chに晒されたりして、熱心な鬼信の方々からそれはそれは袋叩きにあいました。
当時はワンピを超えるなどと世迷い言をおっしゃられる方々も多く、連載当初からワンピファンの私は「はい?この作品が?」と頭を悩ませたものです。
ご指摘の通り、マーケティングは魔法ではありませんので限界があります。
最近では「再生の道」の石丸氏がネットマーケを利用して、だいぶお調子に乗られていましたが、蓋を開けてみれば、42人全員が落選しました。
2ch創設ひろゆき氏の「嘘を嘘と見抜けないとネットを使うのは難しい」という有名な言葉がありますが、同様に「まがい物や詐欺師を見抜けないと本質を見抜くのは難しい」と感じます。
当時(2020年前後)のマーケティングが大衆に刺さった要因をもう少し噛み砕くと、人生の選択肢が突然減らされたからだと思うんですよね。
普段は「買い物、旅行、デート、飲み、運動」などで、ストレスを発散していたアクティブな方々も、自粛により、強制的にインドアになりました。
その結果、普段アニメを見ない層や流行に流されやすい層まで鬼滅を視聴し、視聴だけでは発散できないストレスを、ネット上で「鬼滅嫌いや批判者」を糾弾することで、憂さ晴らしをしていたのかもしれません。
確かに、ちいかわブームも、不思議な現象ですよね。
タピオカなどもそうですが、冷静に客観的にみて、人が熱中するような事や物でないものは、いずれ自然淘汰されると思っているので、現代では「スルースキル」も本当に大切だなと思います。
フリーレンはブームの落ち着きが早かったですね。
薬屋は、漫画や小説がビビるほど売れており(確か4000万部超)、アニメは広告の一種という印象です。
現在も様々な方とアニメや漫画について語り合いますが、やはり2020年前後の鬼信の弾圧に負けず、自分の主義主張を貫いた方々は、進撃の巨人風に言うなら「面構えが違う」と感じます。
あのような特殊な状況は、もう二度と体験できないかもしれないので、今となっては貴重な経験だったなと思います。
鬼滅の刃、ジャンプを定期購読していたので一緒に読んでおりましたが驚くほどハマらず、映画が千と千尋の神隠しを抜いた時に絶望したものです。このような記事があったと知らず今更ながら拝読し共感ばかりでした。
私は鬼滅の刃の作者様は作品の出来は置いておいて「マーケティングの天才」と考えております。
コメントも拝見しましたが、面白い派の意見としては「テンポの良いストーリー展開と深みはなくともアイコニックなキャラクターは現代の人々の好みにハマるものだ」と言ったところでしょうか。
本や長編漫画よりもショート動画やTikTokが流行る時代ですから、特殊能力はイマイチ活かされずとも、がんばれ!でなんとなくなんとかなる主人公達が、なんとなくかっこよくそれぞれの能力を反映した技名で鬼を倒し、鬼の悲しい過去で〆る。その合間に修行を挟み戦い→修行→戦いで飽きさせない展開。マックのハッピーセットのようにわかりやすく現代の子ども達の脳内ドーパミンは刺激されるのかと思います。
また、見た目と能力は特徴的に、しかし過去や思想は曖昧にさせたキャラクター達は読者がいろんな設定を考察、妄想できる余白があります。
なぜ炭治郎はそんなに優しいの?どうやってみんなは大切な人達の死を乗り越えたの?
掘り下げたい部分は多いですが、物語中には描写はなくとも単行本の余白にここはこういうことだよと文字で作者から解答が与えられており、(個人的にこういう隠れ設定とかではない、背景の言い訳みたいなものはあまり好みではありませんが)あえて書かなかった、がギリギリ通用しそうです。
最終決戦後、主人公達や柱同士すら死んだ仲間を思い起こすシーンはほぼ無く、突然の現代編。ハンジさんの回想で判明したブリットの最期のような、こちらが思わず涙ぐんでしまうような瞬間はありませんでした。
最終決戦の盛り上がりや物語の締め方は連載時期のかぶっていたヒロアカと比較すると正直かなりお粗末だと思ってしまいました。
ぶっちゃけるとよく練り込まれた二次創作の作品のほうが感動しました。
ただ冒頭で述べた通りその素晴らしい二次創作があるのも原作あってこそ。
皆さんもあげている数ある名作と言われる作品のキャラクターの繊細な心象描写や複雑な背景、手に汗握る戦闘シーンのカット、度肝を抜き、胸を打つストーリーと比べると、全体的なクオリティは決して高いとは言えないと思います。それらを上回っているとは私も決して言えないです。しかし、現代の人々に刺さり、盛り上がらせ、社会現象を巻き起こしたこの物語、キャラクターの絶妙な匙加減が鬼滅の刃のキモなのではないでしょうか。
ひらかる様
素晴らしいコメントありがとうございます。
おっしゃる通り、当時の爆発的人気は、現代脳をハックしたマーケティングの力が2割、残りはコロナ禍という特殊な閉鎖環境がもたらした偶然の産物だと考えています。
20〜30年後に語り継がれる作品かどうかは時代が証明してくれるでしょう。
コメント欄を拝見すると、幅広いサブカルに触れてきた層や、マーケやビジネスにある程度知見がある方々には、まやかしの戦略は通用しないことが伺えますね。
少し気になるのは、呪術やチェンソなどにも言えることですが、最近の作者の方々は、細かい設定なども書ける能力はあるが”あえて”書かずに、現在の読者層に合わせているのか。
あるいは、これまでのジャンプの王道作品へのアンチテーゼ、または新しい風穴として、逆説的にスピーディーな展開を選んでいるのか。
それとも、単純に練り上げた物語を描き切る力が不足しているのか。
実際はどれなんだろう、という疑問はありますね。
マニオ様
まさかブログ作者様からご返答頂けるとは思わず感激しております。
お忙しい中、私のコメントを見ていただきありがとうございます。
まさにその通りで、鬼滅の刃作者様はマーケティングの天才、ただ、その意図がどこまで至っているのかはわからりかねます。
考えなしで作った「僕の考えたカッケーキャラのドーパミン出るイケてる少年漫画」が偶然この時代に即したのか、あるいは全て計算の上この絶妙に浅めのキャラクターとストーリーを作り出したのか、それはこの後の吾峠呼世晴様の作品で判断が着くものであると考えます。
今後も断続的にヒットを送り出すならば、その出来は置いておいて、例えばAKB48を世に送り出した秋元康のような不世出の天才であると考えます。ただ、AKBは日本のミュージックシーンを支えたアーティストかと言えばやはり疑問が残る方が多いかと思います。可愛らしく、健気、努力が見えるけれど極限まで研ぎ澄まされたアートかと言うと頷かれる方は多くないのではないでしょうか。
私や、きっとこのブログの作者様、鬼滅の刃を面白画れなかった皆様は、きっと日本のアニメは、日本が誇る文化であり、世界を席巻する力があると確信しているのだと思います。だって私たちはそういった作品を知っている。言葉が通じなくともその作品を愛している人が大勢居ることを知っている。それに救われ、育てられてここにいる。
最近ですと、若き天才魚豊氏のチ。が大きなムーブメントを作りました。アレは、緻密に計算されたストーリーの中、あえて語らず、しかしヒントを与えることで読者に気づきを与え、大きな感動を産んでいます。きっとそういった作品は今後も生まれてくるでしょう。
私は、何となくブームを産む作品を好みません。明瞭で、インスタントに理解可能なストーリーを望みません。この世はもっと複雑で美しいと知っています。それを落とし込み、簡潔な表現ながらも的確に伝わる、そんな技術を持った作者様こそ本物と思います。
だからこそ、貴方のブログを読んで、こんな風に好きな作品を説得力を持って語りたいと、きっとこれからも私が素晴らしいと思う物を過不足なく誰かに伝えたいと、強く思いました。
あなたの作品を読めて良かったです。ありがとうございました。
毒吐きに来ました。
最近昔ちょっと話題になってた「サマータイムレンダ」観てみて、まあ正直傑作とは思わなかったし、尻すぼみ感もちょっとあったので、あーまーね、ぐらいの感じで観てたんです。
で、暫くして感想見てみたんですけど、それにしては低評価の嵐で、いやいやホントかよと。お前らなんでこんな鬼滅は絶賛してるのにこれ酷評してんの?って感じで。
正直鬼滅比なら1000倍は面白いというか、正直全てが駄作じゃないですか、鬼滅って。何一つ感情移入できない。いや、まあ禰豆子は可愛いから完全駄作では無いんですけど。
でそんなのがレンダの重箱の隅をつついてるのかと思うともういたたまれなくて。いや勿論全員がそんな訳ないんですが、絶対いるじゃないですか、これだけ鬼滅人口多かったら。
マジでどの惑星から来て批評してんの?って感じでしたね、はい。鬼滅が名作ならレンダなんて人類史に残る一大傑作ですよほんと。まあ鬼滅は毒吐けるとこあんまり無いんで、ふと思って書き込んでみました。
いやゆうてレンダそんな悪くなかった。
何も言えない雰囲気になってるね今のネット
私と同じ人が多くてウケました笑
鬼滅の刃が凄い人気あるし周りの友達も面白いって人が結構いたんで
私自身漫画とかアニメとかほぼ見ないタイプなんですが見てみたら1話目から全然面白くなくて
面白いアニメに良くある先見たくてたまらないって言う感覚がまったくなくて
正直周りが面白い言うからつまらないけど無理やり見てる感じ
どこから面白くなるのかわかるまで無理やり見てる感じな自分に気づきました
アニメってそんなんです?ストーリーやキャラの魅力とかで見ててワクワク先がもっと見たい気になるとかが面白いアニメだと思うけどなぁって私は思ってたけど
社会の人達も面白いアニメ認定で回りもみんなってわけぢゃないけど面白いって人が何人もいるから私だけつまんなかったとか言うと空気悪くなりそうだから言えない状態みたいな笑
だから同じ感覚の人がこんなたくさんいて安心しました!
ジャンプ漫画なぞこれっぽっちも読んだ事のない人が語る事なんで変なとこがあったら浅いな~くらいで流してもらえれば。
そもそも漫画やアニメといったサブカルになぜ価値が生まれたのかというに、完璧ではないが個々に良さがあるという状況があったからで、それがいつしか徐々に消えていったという背景があると思うんですよね。元々日本には「こうであるべき」という基軸のようなものがあって、サブカルはそれに対するカウンターもしくは二次文化だったんだろうという気がします。それがどうやら時間が経つと今度はそのサブカルそのものに根付いている思想や意識に共感する人が現れてサブカルが一つの独自文化と化したんだなというのが今までの認識です。でも、薄々感じてはいたものの言語化されていなかった事として、徐々にサブカルは大衆化が進む毎に方向性をどんどん見失っていったような気がするんですよね。原点が過去の日本のモラルやメインストリームなので良質な土壌がサブカルにはあったわけですが、かくあるべきというかつての日本の在り方がなくなっていたり、サブカルがサブカルそのものを独自性の高い方向、つまり他の文化に依存しない方向へと舵を切ってしまった事で、参考にするべき基軸を見失ってどんどん「ちゃんとやろう」というような理想主義的な意識がなくなってしまったのかなと思いました。その果てが鬼滅。思想としてのジャンプは影も形もなくなり、代わりに漫画やアニメというビジネスにおいての成功を目指した結果「金稼ぎでは成功したが表現という意味では全くよくない」というようになってしまったのかなと。まあ書いてて思うのは、これは自然な成り行きで、結果としてはよくないものが生まれたけれど、原因を探るとそこまでせめられた事でもないのかなとか思いました。寧ろ、基軸ありきの文化とか、それこそ”サブ”カルチャー止まりですし。しゃあないと受け入れるしかないんですかね。
……とここまでサブカルについて何も知らないやつの妄想でした。
女子中学生です。ジャンプの作品はジョジョ、ONEPIECE、銀魂くらいしか読んでないですが、ジョジョは小学生の頃から読んでいて今も大好きです。
私はクラスメイトから鬼滅の刃を勧められてアニメを途中まで見たのですが、どうしても好きになれず、私がおかしいのだろうか?と悩んでいたところこの記事を見つけ、主人公に都合が良すぎる、という点で腑に落ちました。
多少の主人公補正ならいいのですが、さすがに柱との戦力差がほとんどなかったり、禰豆子があんなに可愛くなってしまうと萎えます。もっと炭治郎に困難を与えてもいいんじゃないか?と思ってしまいました。
この記事を読んでモヤモヤが晴れました。本当にありがとうございます。