恋愛漫画は好き嫌いがハッキリと分かれるジャンルだと思う(特に男は)
漫画に限らず、初挑戦する分野は誰でもおっくうなものである。
そこで「恋愛漫画」を読んでみたいけど、最初の一冊は何を買えばいいの?といったユーザーに2巻で完結する恋愛・少女漫画を5作紹介していく。
今回は比較的古い作品が多いが、時代性もあってか、かなりクセは強い。
ものによっては「ん?」っと考え込んでしまうような場面もあり、最近の漫画には少なくなった哲学的な部分なども楽しめるだろう。
以前、1巻完結の恋愛漫画も紹介したが、1巻だと物足りない…なんて人は今回紹介する2巻完結作品を参考にしてみてほしい。
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目次
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2巻で完結する恋愛・少女漫画を5選
快楽の沼に溺れたひと夏の思い出
【溺れる花火】
作者 | 峰浪りょう |
出版社 | 小学館 |
掲載誌 | モバMAN |
発売日 | 2010年1月29日 |
完結 | 2巻 |
試し読み | →1巻を読んでみる |
19歳の青年「泳太」は生まれつき身体の弱い彼女「小秋」と付き合っていた。
10代の男といえば、性の欲望はとどまることを知らず、ほとんどが性獣化する頃だ。
しかし、病弱な彼女は「セッ◯ス」することを、医師から禁止されている。
二人は肉体関係を持てぬまま1年が経とうとしていた。
ある日、いつものように病院へいくと「小秋」そっくりの女性、従姉妹の「夏澄」に出会う。
健康的な身体、大人の余裕、何気ない仕草…性欲を必死に抑えている青年には何もかもが魅力的でいやらしく映った。
「夏澄」の魔性に抗うすべはなく泳太の理性は崩壊していく…。
この笑顔の伏線回収が女性の恐ろしさを表している…。
これは難しいね。
病弱なことを受け入れた上で、付き合った二人だし、浮気しまくってる男がクソだと女性からは言われそうだけど、大学進学したりと環境が変われば心変わりすることなんてよくあるからなぁ。
個人的にはよくやってる方だと思った。
本当サルみたいな奴だけど、欲望を抑え込みすぎるとこうなってしまう例ともいえる。
大学一年生の理性がぶっ壊れていく様を描いた浮気作品。
5段階評価
- 引き込み度
- 5.0
- 農密度
- 4.5
- 成熟度
- 4.0
総評:(4.5)
→カスタマーレビュー
恋愛漫画の常識をぶち壊す
【ヤサシイワタシ】
作者 | ひぐちアサ |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | アフタヌーン |
発売日 | 2001年6月30日 |
完結 | 2巻 |
試し読み | →1巻を読んでみる |
始めに言っておこう。
この漫画は、かなり強烈である。
中学時代はテニスで全国大会に行くほどの選手だった主人公「芹生」
怪我により、引退を余儀なくされてからは目標を失い 、現在大学2年で写真部に所属している。
とはいえ、努力や頑張ることの意味を「知っている側」の人間だ。
一方、ヒロイン「弥恵」は「無計画、無鉄砲、無責任、悲観主義、自己中権化、空気読めない、かまちょ、メンヘラ」とツッコみだしたらキリがないほど、今まで何も積み上げてこず、人生を舐めに舐めきったドグソ女。
このむっちゃくちゃなヒロインをどうにか変えられないか?寄り添うことはできないか?と不器用な男が奔走をする恋物語である。
少しでも自分と違う意見を言われると、この面である。
口を開くたび、これだけ読者を激情させるヒロインも珍しい。
とにかくこのヒロインがウザすぎる。
行動力はバケモノなんだけど、すべてが空回りだし、人の話を一切聞かない。
いつでも「わたし、ワタシ、私」なんでみんなわかってくれないの?とすべて他責で、超イラつく。
あまりにひどいヒロインなので、発売当初1巻で離脱する人が多かったらしいけど、本作は2巻…なんなら2巻最後のあとがきまで読んでようやく腑に落ちるのだ。
彼女が抱えていた闇、主人公の葛藤、元カレの存在など、1巻で一方通行だった胸糞が点と点で繋がり始める絶頂の快楽を体感できる。
なんだかんだ5回くらい読み返してるくらい好きなんだけど、そのたびに新たな発見がある哲学的な作品。
好き嫌いハッキリする作風だが、うつ系好きな人にはめちゃくちゃオススメ
5段階評価
- 引き込み度
- 3.5
- 農密度
- 5.0
- 成熟度
- 5.0
総評:(4.5)
→カスタマーレビュー
生と死の狭間で真実の愛を見出す
【Half&half】
作者 | 瀬尾公治 |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | 別冊少年マガジン |
発売日 | 2013年8月11日 |
完結 | 2巻 |
試し読み | →1巻を読んでみる |
ある日、事故により一組の男女が死亡する。
2人は生と死の狭間へ行き、神様から「どちらか1人だけ生き返らせるので、7日以内に決めろ」と言われ、現世へ戻された。
2人の状況整理
- 互いに面識はなし
- 数メートル以上離れると心臓に激痛が走る
- 身体的感覚や感情はすべて共有
- 7日間を待たずに死んでも現世へ戻される
といった具合で、見ず知らずの男女が強制的に同棲させられるラブファンタジーだ。
ただし、1週間後にはどちらかが確実に死ぬといった時限生活。
本来であれば、美女と1週間同棲という神シチュエーションだが、感覚を共有しているため、気軽に自慰もできない生殺し状態。
初めはいがみ合っているものの、7日間のうちにいろいろあり、徐々に親密になっていく。
しかし、恋焦がれるほどに片割れが死ぬという未来が2人に重くのしかかる…。
果たして最後に生き残るのはどちらになるのか?
意外な結末に俺は感動した。
本作は、瀬尾先生のデビュー作をリメイクしたもので、作中に今と昔の比較ページも設けられている。
今やエロコメ界の作画神ともあろう先生にもこんな時代があったのかと、現在とあまりに違う作画に驚かされた。
命という重めの題材にしても、瀬尾流ラブコメ魂は健在している隠れた名作。
5段階評価
- 引き込み度
- 5.0
- 農密度
- 3.0
- 成熟度
- 3.0
総評:(4.0)
→カスタマーレビュー
悪魔的な魔性に惚れさせられる
【ナイーヴ】
作者 | 二宮ひかる |
出版社 | 白泉社 |
掲載誌 | ヤングアニマル |
発売日 | 2008年7月31日 |
完結 | 2巻 |
試し読み | →1巻を読んでみる |
同僚の「麻衣子」と「田崎」は、長らく身体だけの関係を続けている。
声をかけたキッカケは、なんとなく色っぽく、軽そうだったからだ。
ところがこの女、とんでもない天然魔性、通称「天魔」
一言でいうなら「放っておけない…」男を夢中にさせてしまう妖女である。
特別美人なわけでも、スタイルが良いわけでもなく、おまけに誘えばいつでもホテルに来る鬼軽。
でも惹かれる、圧倒的に。
それは初めてホテルに行った日、彼女の去り際に放った一言が世の男性たちを射止めてしまうからだ。
この上目遣いと天魔特有の表情に、何度引っかかり、煮え湯を飲まされてきたことか。
いや、それすらも俺の勘違いで、すべては計算だったのかもしれない…。
二宮先生の作品は「セックス描写」が多いことで有名だが、こちらの作品ももれなくである。
ただオフィスの社内恋愛という身近な題材なので、女性でも読みやすく、共感しやすいエロ恋愛漫画といったところだ。
おそらく作者は「男の落とし方」や「恋愛の駆け引き」を熟知しており、絵空事ではなく、自分の血肉としてきた経験があると思われる。
でなければ、想像だけでこれほど惹きつけるのは、難しいはずだ。
2巻とはいえ、1冊300ページ超と通常の3冊分以上に値するボリュームなので、かなり読み応えがある。
特に男性読者は「田崎」と同じく終始翻弄されるされるだろう。
そして、できれば女性には読まないでほしい。
この手のスキルを身に付けられたら、世の男性が振り回されっぱなしになるからだ。
正直、麻衣子が同じ社内にいたら、俺は落とされる自信しかない
5段階評価
- 引き込み度
- 5.0
- 農密度
- 4.0
- 成熟度
- 4.5
総評:(4.5)
→カスタマーレビュー
純愛と抗えない過酷な運命
【甘い水】
作者 | 松本 剛 |
出版社 | 板垣 久生 |
掲載誌 | なし |
発売日 | 2007年2月28日 |
完結 | 2巻 |
試し読み | →1巻を読んでみる |
18歳の少年は転校生「眞千子」に恋をした。
時代背景は80年代頃だろうか、北海道のど田舎で、恋する男女の物語…。
ではまったくない。
彼女は人に絶対言えない秘密を抱えていたのだ。
それは高校生が解決できるような生易しいものではなく、もちろん受け止めきれるような話でもない。
こんな純情そうな子からは想像できないほど、運命や環境というのは残酷である。
ハッキリ言って、大人でも簡単には対処しきれないほど難しい問題。
まして高校生だったら、どうしていいかわかんねぇよ。
眞千子の親父はチンピラなんだけど、そこに高校生が話に行くって、めちゃくちゃ怖ぇと思う。
とにかく彼女の家庭環境が劣悪すぎて、最悪なんだわ。
単行本はすでに絶版しており、価格も高騰しているので、読むなら電子書籍がおすすめ。
今回紹介した中ではダントツ闇深い内容だけど、時代と社会の闇を感じる2000年代の傑作。
5段階評価
- 引き込み度
- 5.0
- 農密度
- 5.0
- 成熟度
- 5.0
総評:(5.0)
→カスタマーレビュー
結論
2巻完結の恋愛・少女漫画は
バランスが丁度良い
以上、2巻で完結する恋愛・少女漫画を5作紹介した。
やっぱ古いマンガは、内容が濃くて面白れぇ。
現代の作風じゃないからこそ、楽しめる価値観や背景ってあるんだよな。
懐かしくもゾッとするような、当時を生きた漫画家さん達の思考を覗き見れるような感覚があるので、興味があったらぜひ読んでみて。
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