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マニオ
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【鬼滅の刃 23巻感想 レビュー】すみません最終巻までジャンル間違えてました

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鬼滅の刃23巻 レビュー

遂に最終巻を迎えた鬼滅の刃。
長かった…本当にここまで長き道のりだった…。

おそらく今後の人生で、自分が心底つまらないと思っている作品をすべて揃え、さらにレビューとして創作するのは、後にも先にもこれ切りだろう。
約1年にわたる俺の鬼滅街道も本日をもって終焉を迎える。

光と闇は表裏一体であることをこれほど体現した作品も珍しい。
鬼滅フィーバーの裏側で、無名の個人ブログに500件以上のコメントが届いているのだから。

また当記事にも、濃厚かつキッチリ最後まで読み切った読者さんたちの悲痛な叫びが届いているので、ぜひコメント欄も楽しんでもらいたい。

さて回想はこれくらいにして、本題のレビューへと移る。

ネタバレあり

まだ読んでない方は自己責任でよろしく。

鬼滅の刃23巻
  • 作者:吾峠呼世晴
  • 出版社:集英社
  • 掲載誌:週刊少年ジャンプ
  • 発売日:2020-12-04
  • 完結:23巻
  • カスタマーレビューをみる
目次

手段を選ばずが想像の斜め上から過ぎて大爆笑

鬼滅の刃23巻
©鬼滅の刃|23巻

前巻のおさらいだが、無惨にぶち込んだ薬の効果は4つあったとされていた。

これにより術も出せなくなり、疲労困憊、そして日光…この機を逃せば二度と無惨を倒すことは叶わない…。

一体どんな技で追い込むのか?
珍しく輝利哉も焦っている。
「次!!行きなさい!!」

鬼滅の刃23巻
©鬼滅の刃|23巻

必殺!!車ドゴン×3台

ここにきて急に出してきた大正感。
薬による手段を選ばない発言が目クソ鼻クソに思えるほどの節度のなさに大爆笑したわ。笑

マニオ

車が本格的に生産開始されたのって、関東大震災のあとだからこの物語は大正12年前後ってことだね。

伊黒と甘露寺の茶番劇が最高に面白い

鬼滅の刃23巻
©鬼滅の刃|23巻

虚な眼…もはや視力があるのかも怪しい…。
やっと、やっと崇高な死の儚さを拝めるのか?

からの〜〜〜〜〜〜

鬼滅の刃23巻
©鬼滅の刃|23巻

私のことお嫁さんにしてくれる?

あぁ笑った笑った。
最終巻で鬼滅の面白さにようやく気づけました。

視点をアラレちゃんレベルまで下げて読めってことね。
今まで今後に期待をして、無駄に考察をして、代替案を考えて、鬼滅がより良くなるには…なんてことを思ったのは出過ぎたマネだったようです。

\動画再生時間:2分38秒/

マニオ

今から外をキーン!!と走って、うんち突いて寝ます

追記:コメント欄で「お前さんわかってねぇなぁ」とツッコまれたので、Twitterで初の二次創作?なるものを作ってみたぜ。

わーんボカボカボカの伏線

鬼滅の刃23巻
©鬼滅の刃|23巻

わーん、ボカボカボカ

伊之助〜男らしさが売りだったお前がどうした?
炭治郎がやられて気でも狂ったか?

いや待てよ、そういえば煉獄が死んだ時も同じような描写があったな…。

鬼滅の刃8巻
©鬼滅の刃|8巻

わぁぁぁぁん、ポコポコ

鬼滅の刃23巻
©鬼滅の刃|8巻

わぁぁぁんぎゃぁぁぁぁん

すみません見逃してました。
悲しみの度合いを「ポコポコ」の上位互換「ボカボカボカ」で表したわけですね?

マニオ

これが本物の伏線ってやつか…恐れ入ります

究極の生物が信じるものは己の力のみ

無惨さんよ…最後の最後まで何やってんだよ、本当に。
「炭治郎待て!!待ってくれ頼む!!炭治郎炭治郎行くな!!私を置いて行くなアアアア!!」
じゃねぇんだよ。

お前は振られた直後のメンヘラか。

そんなに究極の生物を目指したいなら、齢16にして地上最強の生物となった男の話をしてやろう。

地上最強の生物の生態
  • 30過ぎたおっさんが満身創痍の15歳の少年をぶちのめして、臆面もなく高笑いできる精神性
  • グリーンベレーとたった一人で交戦中でもわずかな時間で女を貪る異常性
  • 人の決闘に突然現れて、ちょいと意見されただけで、フルスイングの裏拳をぶっ放し勝手に決着をつける独尊性
  • 毎日人を殺傷せずにはいられない極限まで高められた暴力性
  • 自分の妻にぶん殴られ、唾を吐きかけられ、首元に噛みつかれながら「なんていい女なんだ・・・・・・・・」と言いながら抱き殺すサイコ性

\動画再生時間:6分13秒/

マニオ

どうだ?知れば知るほど究極だろ?
これがお前の目指す究極生物のカタルシスだ。

仲間の弔いシーンはマジで笑えねぇ

ここまで散々笑わせてもらったが、ここだけはマジで笑えねぇ。

お前らみたいなチンチクリンを生かすために、生きたまま喰われ、足を切断され、腕をもがれ、耳を失い、目を潰され、およそ常人では理解できないほどの苦痛を味わい死んでいった仲間の弔いだろ?

鬼滅の刃23巻
©鬼滅の刃|23巻

無惨に蹂躙されて、身体震わすほど悔しかったんじゃねぇの?

なぜこんなにふざけてられる?
花を供えるより炭治郎んち行きたいってどういう神経?
花をぶん投げながら走るシーンは誰に向けて書いてんの?

大人は自己責任だからいいとして、今の子供達にこれを楽しめとでもいうのか?
平時どれだけふざけてても構わないけど、ここって時は締めなきゃ内容云々のレベルではない。

マニオ

それに死闘を繰り広げたあとの第一声が「髪切ったんですね!」ってありえねぇだろ

例えば「NARUTO

ぶっちゃけストーリーは好きだけど、ナルト本人は全然好きじゃねぇのよ。
「だってばよ、だってばよ」ウルセェし、シカマルとかロック・リーとかヒナタとか他のキャラのが数億バイ魅力的だから。

たださ三代目火影が里を守って死んだ時の弔いシーンは今でも強烈に脳裏に焼きついてるんだよ。
普段からやかましいくらい元気と友情の押し売りで、空気読めない「ナルト」がこの表情だぜ。

面倒くさがりのシカマルだって、1mmもふざけちゃいねぇの。
ここに参列している数百人以上の忍びは全員、追悼の意を表しているんだよ。
幼稚園児じゃあるまいし、お前らチンチクトリオは鬼殺隊に入って何を学んだんだ?

結局これが本音だろ?

鬼滅を読んでなにも感じないのは、こういう所。
どれだけカッコイイ語彙を使おうが、痺れるセリフを吐こうが、それらしいナレーションを入れようが、絶対に外してはいけない見せ場やシーンでことごとく外す。

だからそれまでの全てが、茶番であり上部だけの言葉を綴っているに過ぎないと感じてしまうのだ。

NARUTO
©NARUTO|27巻

鬼殺隊に憧れる少年にこれだけは伝えたい

NARUTO
©NARUTO|42巻

誰がなんと言おうと、鬼滅の刃がヒットしているの事実であり、そこに対し非難するのは大人がするべきことではない。
それがたとえダッサいマーケティング戦略だとしても…。

今を生きる少年にとっては、かつて我々が「DB」や「るろ剣」に心を躍らせたのとなんら変わらないからだ。

まだ年端もいかぬ者であれば、炭治郎を本当に優しいと思っているかも知れない…。
だが本当の優しさとは、己に余裕のある人間からしか出てこないものである。

自己犠牲の上に成り立つ「優しさ」とは、所詮偽善であり、戯言に過ぎない。

  • 苦しい時は無理強いをせず苦しいと声を上げれば良い
  • 辛い時は辛いと信頼できる者に打ち明けて良い
  • 悲しい時は目が開かなくなるほど泣き叫べば良い

自分に余裕がない時に、他人に手を差し伸べる必要などないのだ。

藍染惣右介
©BLEACH|20巻

それこそ日本教育が長い年月をかけ、作り上げ、洗脳してきた利他主義こそ美しいの正体だ。

鬼滅における最大の失敗は、人格者の不在であることは言うまでもないだろう。

©るろうに剣心|12巻

応援してくれた読者さんへ

鬼滅の感想を最初にアップしたのが2019年の12月。
そこから約2ヶ月後の2月に「鬼滅の刃 面白くない」ワードで検索順位一位になった。

これまでたくさんの読者さんがコメントをくれて、有意義な議論もあったし、アンチと言い合いにもなったの含め、とても良い思い出だ。

またブロガーとしても、批評というジャンルに挑戦し、これだけ反応を得れたことは新たな引き出しとして力になった。

このサイトは「漫画とアニメ」を語るためだけに作ったものの、正直お金にならない…。
あくまで時間のある時に書くスタンスで、細々と運営していくつもりだ。

にも関わらず、こんな無名ブログを楽しみにしてくれていた読者さんには感謝しかない。
ありがとう。
かりそめの言葉や他人の言葉ではなく、あなた自身が感じた視点や感想は、今後も楽しみにしているぜ。

マニオ

今度は、本当に面白い作品で語り合おうや

結論:ダークファンタジーじゃなくてギャグ漫画でした

以上が鬼滅の刃23巻のレビューだ。

いや〜最高に笑えた最終巻だった(棒)
己の無知さを改めて思い知らされたよ。

この俺様としたことが、基本中の基本ジャンル規定を最終巻まで見誤ってしまうとは…。

こんな締め方でも納得する読者がいるのだから、世の中まだまだ広い。
井の中の蛙でした、出直してきます。

NARUTO
©NARUTO|42巻
鬼滅の刃23巻
  • 作者:吾峠呼世晴
  • 出版社:集英社
  • 掲載誌:週刊少年ジャンプ
  • 発売日:2020-12-04
  • 完結:23巻
  • カスタマーレビューをみる
鬼滅の刃23巻 レビュー

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コメント一覧 (33件)

  • 映画・アニメ・漫画すべてに目を通した上での、きめつレビューお疲れ様でした。
    私はどちらかと言えば、きめつのやいばが好きな者だったのですが、ふとあまりの世間での熱狂ぶりに、否定派の意見も見たくなりこのサイトにたどり着きました。的を得た意見が多く、気づきも多かったので、見ていてそれなりに楽しかったです。
    最終巻を読んだ際にも、このブログで一体どんな批評がされるのかを今か今かと待ちわびておりました。
    ちなみに最終巻についての私の感想ですが、多分全巻でぶっちぎってつまらなくて、百年の恋も一気に冷めるような出来に思えました。あの現代編ラストも個人的に好きじゃないです。でも、ネット通販のレビューを見るかぎり、高評価してる方を多く見かけるので、私はマイノリティ側なんだなぁともしみじみ感じます。

    墓参りのシーンも言われて見返したら、うーん確かにこれはひどい。死者を侮辱するような行為(しかも大事な仲間だった人たち)を平然とやってのけて反省もしないとは、なんか軽くサイコパスはいってるんじゃないかと。

    無惨様も最後までホントに、くそださいの一言に尽きますね。ラスボスのくせに。
    ラスボスがダサいってのも、斬新で面白いと思ってたんですけどでもやっぱ、ラスボスはかっこよく大物感あふれる人がいいなって最終巻で思い直しました。あまりにも、情けないので。きめつは王道な少年漫画なのに、ラスボスが悪かっこいいという王道だけ思いっきり外してしまったのは残念に思います。

    ではもう、語りたいことはないのでこれくらいに。私は普段文章を書く機会があまりないので拙く、読みづらいコメントになっていたら申しわけございません。ここまで付き合っていただき、ありがとうございました。

  • マニオさん、初めてコメントさせていただきます。

    私も、メディアで少しずつ鬼滅の刃のタイトルを聞くようになってきた頃に、アニメから入り、単行本・連載を同時に追いかけていた者です。

    子供の頃は、幽遊白書やNARUTO等も読んでいたのですが、長らく漫画を離れていたので、大人になってから久々の漫画体験でした。
    それもあってなのか、読み易くて分かりやすい展開に引き込まれました。特に無限列車編(当然映画も行った)や遊郭編辺りを筆頭に相当楽しませてももらい、アカザ戦には不覚にも涙したりとそれなりに堪能していたのですが、最後数話辺りから首を傾げることが多くなり、あのラストには完全に興ざめ・拍子抜けして、周りで盛り上がっている人と会話しづらくなりました・・・

    確かに、もっと壮絶になるのではと予感した禰豆子の扱いが案外深刻でないとか、善逸のギャグはいくらなんでもウザ過ぎとか、突っ込み所がないでもないとは感じていました。が、少年漫画だしね、という割り切りで読んでいた気がします。
    (後になって、この「少年漫画だし」という落ち着け方も、多分に自分の偏見があったと分かりましたが。一口に少年漫画と言っても幅も広くバリエーションも多いのだと)

    ですが、「禰豆子そんな所で人に戻るの?!何のために鬼でありながら鬼の典型にならないという特殊な立場にいたのさ」とか「人に戻す薬ってそんなに簡単に2パターン(珠世製としのぶ製)も作れるの?!」とか、急いで畳むにしてもあまりにも雑な処理じゃありませんか、というのが目に付き始めたらどうしようもありませんでした。

    途中を楽しませてもらったのは事実ですし、キャラ設定にももっと多層的な展開を期待させる要素がたくさんあった作品だったとは思っています。余計な膨らまし方をせず、分かりやすい所だけでシンプルにまとめたと言えばそうなのかもしれませんが、個人的には「なんだかもったいないなぁ」という感覚が残りました。

    ただ、鬼滅を読んだことで、アラフォーになってもう一度漫画をいろいろ読んでみようと思いましたし、マニオさんのブログのようなコンテンツに出会って漫画を眺める視点が拡がったり、それによって他の漫画をまた違う角度から見てみたりと、新しい楽しみを得るキッカケにはなりましたね。

    最終回まで、レビューお疲れさまでした。
    マニオさんの、漫画経験に裏打ちされた意見や指摘には、毎回唸らされて読んでいました。
    マニオさんオススメの他の漫画も読んでみたいと思っています。
    長文になりましたが、失礼いたします。

  • こんにちは。読破そして批評お疲れ様でした。
    自分は今日ようやく最終巻を読んだものであり、ufoのアニメと映画が肌に合わなかったものであり、そして連載一話目からの鬼滅の刃ファンです。

    「おっこれは好きかも。だけどやけにモノローグ多いし絵もセリフも癖があるし展開も鬱屈してるし打ち切りレース入りだな。ハガキ送ろ」
    これが鬼滅の刃へのファーストインプレッションでした。

    意図的に粗に目をつぶりながら「頑張れー」と心中で応援するような日々が続きました。自分は打ち切り漫画を応援するのが好きなのです。「プロット雑だし荒削りだけど、 なんか情熱は伝わってくる!頑張れ!」という気持ちでひたすらに応援していました。毎週律儀にハガキも出していました。本気で打ち切られると思っていたので……。
    しかし、時は経ちいつの間にやらアニメ化、いつの間にやら人気作、そしていつの間にやら映画にデラックス日輪灯にレコードホルダーです。正直、初期からのファンとしても『いや、そこまでの話ではないだろ……なんでこんなことに……』という気持ちは拭えませんでした。そんな気持ちを吐露したところ、『推しが武道館に行った途端に担降りする地下アイドルオタクかよ』と身内に揶揄されました。例えが上手いかよ。

    実を言えば、当初からのファンはかなり共通認識として「プロット甘いなぁ」「大雑把だなぁ」「勢いでもってる話だなぁ」という所感を抱いた上でそれら全てに目をつぶった上でキャラ愛などに支えられ応援していたように思っていました。しかしそれも幻覚かもしれません。この悲しさと虚しさはなんだろう。
    だから今日、最終巻を読み、「え、これでいいの?」と戸惑いに見舞われたままTwitterを彷徨い、そしてこちらのブログに辿り着き、ようやく救われた思いがしたのです。

    このメガヒットの原因はなんだろう。そして、どうしてそれに虚しさと戸惑いを覚えているんだろうと、自分なりにずっと考えていました。

    映画を見て結論が出ました。虚しさの理由は明確でした。
    「オタク以外の人々は漫画のことなんか深く考えないし、ブームはオタク以外が作る」ということです。
    どれほどオタクの間で高評価でも、大衆受けしなければメガヒットはしない。緻密に作り込まれた素晴らしい話がその緻密さゆえに万人受けしないなんて話はいくらでもあります。
    その点、鬼滅は穴だらけです。ご指摘の通り選抜なんか酷いものです。折角下弦まで育った部下を苛立ちで殺す無惨と何も変わらない、考え無しの命の使い捨て。それも子供の使い捨てに、作中の誰もが疑問を抱かない。義勇も自罰的になる前に選抜のクソ雑な仕組みに怒れよ。でも、鬼滅の刃の読者層の大多数はその疑問は抱かないわけですよね。「子供がいっぱい死んだ、鬼は酷いやつだ!」「義勇は家族も殺されて大好きな親友まで殺されてめっちゃ可哀想」で済む素直な人向けの作品なわけです。そして、世の中のオタクでは無い人の多くは、『そう』なのでしょう。
    粗に気付いてしまうオタクである私は、はなからターゲットではなかった。応援してきたのにこの現実。これが虚しさの理由の一つでした。

    戸惑いの理由は、鬼滅の刃が「足し算のみで作られた感動ポルノ的作品である」ということです。
    雑な世界観――上げればきりがありませんが、例えば明確に政府があるのになぜ無惨は裏で手を組まないのでしょう。無敵の鬼達が戦争の戦力になってやる、など言えば権力者はいくらでも無惨を優遇し、鬼殺隊の邪魔をするでしょう。組織三つ巴の頭脳戦という展開も広げられます。
    しかし吾峠呼世晴センセイに知的で戦略を駆使する敵を描く筆力はなく、政府を介入させて組織三つ巴を書くことも出来ない。だから無惨は短期思考型の無自覚馬鹿、生き汚く後先考えないパワハラ上司という史上最も雑魚いラスボスにせざるを得なかったのでしょう。見どころなんも無い。敵ながら残念。
    同じことが産屋敷側にも言えます。ていうか薬があんだけ万能なら最初っからそれ専門の組織をだね……。
    歴史の中で多くの剣士が研鑽してきた剣技!ってのを熱さの売りにしてたのに、最後の最後でドラえもんレベルで都合の良い万能薬が決め手ですか……。しかも開発期間短すぎて……いや、もうやめますそういうのも分かった上で自分の意思で応援してきたんですから。
    とにかく吾峠先生に知恵者を動かす筆力がまだ無いのは明らかです。それを穴埋めするために泣ける過去、熱いセリフ、命の危機、家族の回想などのエモーショナルをひたすらに足し算して足し算して、勢いで乗り切って泣かせにかかる。作者自らが誰よりも命を雑に扱いながら、その死によって読者を泣かせるという矛盾に満ちた感動ポルノ的なコンテンツです。そしてそれは、素直に泣いて心から感動してくれる人達に刺さり、名作という評価を得ている。
    だけど、この作品の登場人物の命の扱い方に一ミリの疑問も抱かないとしたら……それって倫理的な判断力大丈夫なのかな、と不安になってしまうのです。
    読者のツッコミありきの作品だと思ってたのに、ツッコミ不在で礼賛されるようになってしまった。これが私の戸惑いです。

    蛇足ですが、アニメや映画については、特にその傾向が強く感じられました。
    このコロナ禍においてあれほどのヒットを叩き出している映画ですが自分の肌には合わず、「声優さんの声合ってるな」「作画迫力凄いな」といったメタ的な感想に終始してしまいました。
    原作でさえ「ここではさすがに黙っててくんねぇかな」と思うところで延々喋る炭治郎が、紙面でなら読み飛ばせたものを映画では本当に喋るのです。「ここは『静』を見せた方が良くね?」と思うところで「煉獄さん……!」「煉獄さん……!」とくるわけです。うるさいなー。もうひたすらにうるさい。台無しだよ。でも台本にあるんだから声優は喋るしかないよね。これ全て鑑賞中に思ってしまうので本当に興ざめです。
    私は作中で一番煉獄さんが好きです。アニメキャラ的イタさはふんだんにありつつも、作中最もブレない人格と行動原理を持っていたキャラクターだと思っています。復讐などの感情的動機がないのにも関わらず、責任感と人格であの領域に至り、更に後進育成に意欲的で、上官としての自信と自覚に溢れ、最期の瞬間まで一度もブレずに「人のために戦う」を全うした潔い人だと思いました。「心を燃やせ」といったセリフも彼のキャラクター性を一言で表す良いフレーズだと思います。
    だからこそ、映画館でどこか冷静な自分に見下ろされながら彼の死に様を見届けるのは辛いものがありました。
    ひたすら喋り続ける炭治郎に辛い思い出と熱いセリフと悲しげで壮大な音楽と人の死、なんか悲しい歌詞の歌。全部足し算です。食傷にも程があります。ですが、だからこそ売れたのでしょう。
    行間を読むなんてしない人たちにはきっと、あれが良かった。アニメ慣れした人間が「うるせえ」「しつけえ」と思う場面が、彼らには分かりやすく感動出来る場面だった。そう思いました。

    私は24時間テレビが嫌いです。病気で早世した母親にかわり、家事を一手に引き受け兄弟の面倒を見て5時に起き父親の弁当を作る小学生の娘、なんて話には一つも感動できず、「ネグレクトを美化するな」とクレームの電話をかけたくなる、そういう人間です。
    逆に言うと、こういった話に「なんて偉いんだ」と泣いて感動できる人達が沢山いるから24時間テレビはずっとあのままなのでしょう。私は世間の少数派です。

    結局のところ、私が鬼滅を応援し続けている間、必死で目を逸らして気にしないようにしていた矛盾や穴、粗を、努力しなくても何も気にならない人達にとっては、極上の感動コンテンツだったのです。緻密さをかなぐり捨て、「キャラクター」と「わかりやすさ」「泣かせ」を主軸にした。それが現代の受動的なコンテンツ消費時代にマッチしたのかなと。

    しかし、その穴や粗、

    ――あの中には、その死に伊之助が肩を震わせて怒った仲間達や、煉獄さんやしのぶさん達のものもあったはずなのに、よりによって墓参りでふざける三馬鹿って一体……?これを見て墓場でふざける子供絶対出ると思うけどこれ少年誌だよね?

    ――人生最大のピンチの時に現れたのが鬼殺隊か無惨かくらいの違いしか無かったパターンがほとんどなのに鬼には一切救済ないの?あんだけ「鬼にもこんな辛い事情があったんですよォ」ってやっといて?オタクの現実逃避イフ創作漫画みたいな転生もどきの蛇足まで書いておきながら、冷酷すぎない?

    ――子供使い捨て大量死の戦犯産屋敷が「死んだ全員の名前を覚えていた」程度のことで無駄死にの責任を誰からも問われず人格者として敬われたままでいいの?

    ――等は、果たして『何も気にならな』くて良いことなのだろうか?
    そういうことが、私をこんなに虚しい気持ちにさせ、アホみたいに長い文章を認めさせたのでしょう。

    人様のブログのコメント欄で長々と失礼しました。コミックスは売り払い、鬼滅のことはすっきり忘れることといたします。
    いや無理か。だってこんなヒットしてるんだもの……。

  •  記事を拝読しました。「肝心なところでふざけるせいで他のかっこいいシーン、台詞が台無し」という指摘に共感します。

     最終回、善逸の言動がとにかく酷い。そんなの初期からだろうと言われそうだけど酷さの種類が違う。
     確かに善逸は臆病で、泣き言ばかり並べる上に口も悪く、おまけにセクハラ野郎です。でも、少なくとも物語序盤はなんだかんだで優しく根はいい奴として描かれていたと思います。響凱戦ではピーピー泣きながらも正一くんを見捨てる真似はしなかったし、炭治郎の大事なものだからという理由で禰豆子の入っている箱(その当時中身を知らない)を守り続けた。そのひたむきな姿に惹かれ私は善逸を応援し、気持ち悪く格好悪い部分も彼の魅力だと思っていました。
     違和感を覚え始めたのは兄弟子・獪岳との戦闘からです。辛勝したものの重傷を負い、三途の川を渡りかけた善逸が「じいちゃん」と呼び慕っていた恩師の桑島へ言った台詞。
    「本当は(恩返しで)じいちゃんが生きているうちに柱にもなりたかった」
     嘘だろお前。今までのフザけた態度からはとてもそんな風には見えんかったぞ。
     この時点で釈然としない気持ちを抱えていたところに件の不謹慎墓参りでトドメを刺されました。身寄りのない孤児として人一倍寂しさや悲しみを知っているはずなのに、どうして人の死を真面目に悼むことが出来ないのか。その墓の下には同じ釜の飯を食った仲間も居るんじゃないのか。
     人間として最低であるのみならず、この作品のテーマの一つであろう「生と死」を薄っぺらいものにする最悪なシーンです。

     よく、鬼滅の刃はワンピースやドラゴンボールのように長期連載にならなかったので素晴らしい、といった持ち上げを見かけます。ちゃんちゃらおかしいですね。全23巻の中でキャラも設定もテーマもブレブレなくせにどこが誇らしいのか私には理解できません。

     感情的な乱文となってしまい申し訳ないです。

  • アニメでハマり、即続きを知りたいと本屋に走った口です。
    もうそのときには本が手に入らないくらい人気で、予約して待ちに待って胸を踊らせながら読むと、違和感がありました。

    「戦闘シーンがなにしてるかわかりづらい…?」
    「登場人物との関係描写薄いのに死ぬときそんな泣く…?」

    など…しかし、やはり面白かったので違和感は心の奥に無理やり隠して読み続け、最終巻で醒めました。
    もう自分の気持ちを騙せないほどインパクトある最終巻でした。

    「一番盛り上がる終盤の主人公が鬼になるというシリアスなシーンでポカポカ殴るギャグ描写はちょっと…」
    「無惨の老化年数でさすがに失笑…ギャグかよ」
    「みつりって、恋多きキャラで誰にでも惚れてたのに、ずっと一途でしたみたいな設定にしちゃうんだ…」
    「柱のみんな、あれだけ無惨にやられても死なないのに戦い終わったあとバタバタ死ぬの意味不…あれ耐えられたなら死なないだろ」
    「血の噴き出し方と致死率一致しなさすぎ」
    「ラスボス、薄い薄いと思ってたけど最後まで薄っぺらいやつだった…薄すぎて本当のラスボスは別で出てくるんだと思ってたけど外れた」
    「死んだ仲間を弔いにいってるのに、墓場でほのぼのふざけだす描写…正気か?」
    「現代編、なにこれ…NARUTOもそうだったけど、狭い世界でとにかくカップルにしまくってクローンみたいな子ども登場させるの興醒め…それに、ねづこがぜんいつの本当の妻になったら「俺の妻が」みたいなのギャグじゃなくなるだろ」

    すみません、書くとキリがないのでここら辺にしておきます…
    過去、いろんな人に鬼滅をベタ褒めしたこともあり自業自得ですが、その手前本音を吐けない中、こちらを見てモヤモヤが晴れた気がします。
    違和感あったの、自分だけじゃないんだ、と…

  • はじめまして。鬼滅の刃23巻を読み、色々と納得できず、沢山の方の感想を拝見しているうちに、マニオさんのブログにたどり着きました。
    23巻のご感想の内容、とても共感しました。無惨戦で今まで何の描写もなかった薬が唐突に現れ、最終的にはその薬で無惨は倒されたようなもので、挙げ句のはてには肥大化した無惨に車ドゴンで攻撃。ラスボスとの戦いなのに、ギャグのような描写で残念でした。結局、無惨は女の怨念に殺されたようなものなので、鬼殺隊の剣技がかすんで見えました。

    また、みつりとおばないの関係も、いぐろの片思いにしか見えません。みつりさんは自分を好きになってくれる人となら誰とでも結婚しそうで正直引いてしまいます。

    墓参りもほんとに不謹慎でしたね。ぜんいつは兄弟子であったかいがくのことを殺したのにそれを悔いることも思い出すこともなく、薄情だなと思っていましたが、墓参りの件で薄情なのだということが自分の中で確定してしまいました。

    そして、最終巻で一番納得がいかなかったのが、鬼側が全く救われていないところ、転生、子孫おちにしたところです。

    鬼については、日本一やさしい鬼退治はどこへいったのか、そもそも鬼は元人であり、生き物なはずなのに、その鬼を殺して懺悔の心も持っていない、殺すのが当然と考えている鬼殺隊一同が鬼より悪人に見えました。主人公は当初殺すのをとてもためらっていたのに、それがどんどんなくなり結局最後は憎しみに燃える復讐者になっていました。たいていの物語では復讐者は自分も敵と同じになっているのだから、苦しんだりするはずが、鬼滅ではその描写もなく、これでは主人公たちみんな無惨の言っていたように異常者です。

    転生、子孫おちについては、作者さんはちょこちょこ恋人がいたり、結婚したり、家族がいたり、そういうことが一番幸福だという描写を入れていましたが、最終巻はその最たるものだった気がします。そして、鬼はみんな孤独です。これでは、孤独な人=不幸な人、悪人ととらえているように感じられます。現実の世界ではそんなことはないはずなんですが、、、
    転生できることが幸福のように描かれているのもよくわかりません。悪人は転生できていないし。はっきり言って悪人ほど転生して地球で修行が必要な気がするのですが、この漫画では違うんですね(笑)

    長く色々と書いてしまい、申し訳ありませんでした。元々鬼滅は自己犠牲、利他愛ばかり重視され、自分を全く大事にできていないのに、人ばかり助ける柱たちに全く共感できないながらも、途中までは鬼に救いがある点が好きで読んでいましたが、途中からそれもなくなり、矛盾点や納得いかないところが多くなり、最終巻で打ちのめされました。
    もう最終巻を読み直すことはないと思ってましたが、ギャグ漫画と思えば読み直せる気がしてきました。

  • 鬼滅の刃は、ツッコミどころ満載シリアス風倫理観ゆるゆるのギャグ漫画とは言い得て妙ですね。
    私はある意味、哲学漫画なのではないかと思います。読者に善とは何か?悪とは何なのか?を考えさせる
    鬼滅の刃で、悪だとされた鬼を私はほんとに悪なのか?と疑問に思います。
    鬼になった彼らは、鬼にならざるを得なかった被害者です。(謝花兄妹なんかは、鬼になることでしか一切の救いがなかった)
    他者の心を踏みにじる言動をする悪辣さも鬼になって精神を改変された影響です(一部例外で、人間だった頃から悪人で精神性に差異がない者もいるが)。それに人間を殺すのだって、食料確保のため。人間だって自分たちのために、命を犠牲にしてるのに人間にはなんのお咎めもなし。鬼は地獄に落とされて、現代で転生させて貰えない。これはあまりにも不公平じゃないですか。人間にとって、害をなす鬼をぶち殺して地獄においやり、自分たちだけ幸せになってあーはっぴーはっぴーってアホらしい。
    鬼滅の刃って、こう考えると道徳の授業にも使えそうっすね…(投げやり)

  • 初めまして、あまり面白くない…と思う人の中ハマってる側からの今の気持ちを吐露させてください。

    ハマっている、と言っても全肯定は正直ファンでも厳しく当時は結構終盤、本来一番盛り上がるはずの最終決戦をズタボロの精神に鞭を打ちなんとか最終回まで見届けました。今は納得のいかない部分をどうしたら納得のいく形になったのか探りながら連載が終わった今でも楽しんでいます。今思うときっと前々からテンポの良さといいながらもモノローグ補完が多いことであったり最初に練られているはずの設定が生かされていなかったり思い当たる節はところどころあったのかもしれません。まだ全て拝見したわけではないのですがマニオさんの記事で当初盲目に楽しんでいながらもアニメ冒頭十話程は何度も見返すほどのお話ではなく無意識に飛ばしていたのですが筋の通っていない部分の説明が腑に落ちなぜ飛ばしていたのか理由がはっきりした気持ちになりました。連載時は打ち切りになると言われていた部分だそうでなおさら納得がいきます。

    悲鳴嶼さんの過去や不死川兄弟の死別等そこまで違和感は正直読んでいる頃感じていませんでしたし拝読させていただいた後も意見がひっくり返るほど浅いと感じたわけでもありませんでしたが、確かに他の設定であればより面白くなったのかもしれないと新たな刺激も貰えたのでとても面白い記事だと思いました。最終決戦に関してはもう代弁をしていただいてありがとうございます。本当に無惨編笑いもできず泣きもできず、ただただ苦い気持ちで次週を待つと言った気持ちで。お薬展開から始まり、禰豆子も薬の力もあり自力で人間に戻ってしまいます。伏線があったのかないのかわからない日の呼吸や雑に回収された青い彼岸花も。鬼化も一瞬で腕と目を戻すための口実かと思いきや身体は機能していないという矛盾も。愛の形がいろいろあり血の繋がりはなくても家族だと言った矢先に夫婦乱立、子孫はいるは転生は混じるはもう何が何やらで。決着も曖昧でしたがその後も地獄は続き、やはりお墓のシーンはもう目も当てられませんでした。同じ釜の飯を食い、汗と血を流して努力を重ねた同胞が眠る、勇敢で誇り高い柱の方々が眠る場所であんな。私は特に善逸くんが好きなので本来情けなくどうしようもない子にすぎないですが内に秘めた強さと優しさを持った子だと信じてきたので本当に打ち砕かれてしまい・・その後も執拗に禰豆子に構う様子があまり気持ちのいいものとは思えず正直好きなキャラクターでありながらかなり引きました。好きなものやことを生みの親に否定されてしまうような気持ちで本当に怒りを超え遣る瀬無さでいっぱいでした。

    今でも先生は博識でキャラクターの掘り下げ、デザイン、素敵な言葉を紡ぐ素晴らしい方だと思っています。ですがどうしても最後数ヶ月は違和感を感じてしまうほど全体的にブレがひどくなんの作品を読んでいるのかわからなくなるほどでした。本来できるはずの人がなぜこうも全うできなかったのか些か疑問に思います。アニメや映画は個人的にとても良いものだと思っていて特に煉獄さんの残した言葉の数々が炭治郎に受け継がれ成し得ると信じていたものの原作後半でかなりひっくり返ってしまってるのが本当に作品を殺してしまっているなとひしひし感じます。前半からも感じ取っている人もキャラクター設定自体がもう浅いと思ってる方も多くいらっしゃる中でこういう意見なので浮いていることは自覚しています。こんな部分に惹かれてるなんてと思われることもあるかもしれませんが好きだと思った部分を大事にして視野を広くこれからもたくさんの意見を取り入れながらいろんな角度で楽しんでいけたらと思います。長々と失礼しました・・

    (9普段漫画作品をあまり読まずメジャーなものですら知識がないですが好きな漫画だと最近金色のガッシュベルで泣きました…素晴らしかったです…)

    • 【追記】

      この度は取り上げていただきありがとうございます。同じような感覚の方がいらっしゃれば幸いなのですが如何でしたでしょうか。どちらかといえば好まない方の意見が多かったようなので好きだけどやりきれない気持ちがあるというお話として挙げさせてもらいました。

      本誌で最終回を迎えた時には本当になんとも言えない絶望感に苛まれていましたが何故か周りがお祭り状態でした。なんていいハッピーエンド!やっぱり大団円でなくっちゃ!正直信じられなくてあまりの温度差についていけず周りの人は作品の何をみてきて何を感じどこに惹かれたのか本当にわからなくて二度目の絶望です。人気作品だからいい終わり方に違いない、好きなキャラクターが幸せなら構わないという意見もみられこれは現在進行形で辛い部分ですね。本当にメディアやマスコミには過剰に取り上げられてしまっているので世間の評価に気持ちが追いつかないです・・

      最終決戦はおいて結末に関しては鬼滅においては「禰豆子を人間に戻す、戻った兄妹で家に帰ること」ことが目的のはずで結果として幸せになることは確かに必要な要素なのかもしれませんが人の数だけ幸せの形はたくさんあるはずなのに主要3人夫婦に義勇、実弥、天元(は元々お嫁さんがいるので良いとして)、千寿郎・・みんな一致して結婚して子を成すこと、もっといろんな生き方や愛の形を見てみたかったと思いました。

      所々支離滅裂で解釈や考察も拙い点ばかりだと思いますが目を通していただきありがとうございました、最後の最後に誤字失礼しました、お恥ずかしい:

  • 読者にあるのは作品の話を変える権利ではない。その作品を読むか読まないかを選択する権利だ。気に食わなければ読まなければいい。

    某先生の有名な言葉、ものすごく理解はできるけど例え話が気に食わなくても作品は好きだから続きは読みたくなるんですよね。漫画家がどういう思いでその作品を仕上げてるかまではわからないけど少なくとも常に読者がいて独り善がりの自己満な同人誌であってはいけない。プロである以上その作品を読むために金銭が発生するんだから少なくとも読者を思いながら描かなければいけないと思うんですね…素人が生意気言ってるのは承知の上だけど

    kmt最終回を迎えた頃納得しないと思うところをつらつらと呟いてたけど「そんな感想を持つなんて今まで描いてきてくれた先生に対して失礼だ」「恩を仇で返してる」「公式に対して解釈違いなんて言っていいわけがない」と結構な方から言われたし本当に異端扱いだったな…気持ちはすごくわかるしそんなこと言いたくもなかった、そんな感想を持たせないような話を読んで絶賛したかったなって思います。

  • 初めまして。
    ずっと鬼滅の良さが分からず、何故面白く感じないのか言語化できずにいたのですが、マニオさんの悲鳴嶼と安慈の記事を見て何とか言語化することができました。
    結論から言いますと鬼滅は「そこに至る過程」が少ないためハマれませんでした。
    ある事象の始まりと終わりはありますが、その間にある成長や積み重ねがないためキャラクターに感情移入ができませんでした(当方はキャラクターの外面より内面重視タイプ)。
    それ以外にもキャラの言動の矛盾やご都合展開、善逸を筆頭に言葉遣いや性格の悪い味方キャラの多さなど色々好きになれない部分がありましたが一番は上述の過程の少なさだったのだと思います。言語化できてスッキリしました、ありがとうございます。
    余談ですが、るろうに剣心を久しぶりに読みました(10巻まで無料期間だったので)。
    何年経っても面白いですね。アニメの斎藤と剣心の戦いの作画が好きで、アニメEDの「the Fourth Avenue Cafe」は何度も見てしまいます。ラルクのアレがあったせいで放送回数が少なかったのが唯一の悲しみ。
    異常加熱した鬼滅ですが、果たして10年経ったら何と言われるのでしょうか。
    名作は色褪せないと言いますが、10年・・・いや5年後にはどんな評価が下されるのでしょうか。
    まぁ、おおよその予想がつきそうですが。

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